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「2007国際ロボット展」記者発表会レポート
~テーマは「『RTが未来を拓く』-ものづくりからパーソナルまで-」


 今年11月28日(水)~12月1日(土)までの4日間の日程で、「2007国際ロボット展」が開催される。会場は東京ビッグサイト第1ホールから第3ホール。主催は社団法人日本ロボット工業会と日刊工業新聞社である。テーマは「『RTが未来を拓く』-ものづくりからパーソナルまで-」。開催に先駆け、記者発表会が6日に開催された。

 国際ロボット展は2年に1度開かれており、今年で17回目。各種ロボットシステム、応用製品・部品などが出展される。今年の出展予定者数は前回(152社、40機関・団体、881小間)より増えて、総計199社、66団体、1,071小間。ロボット展としては過去最大の規模となるという。

 目標動員人数は13万人。なお前回の、登録者はおよそ10万人(子供、プレス、出展者を除く)。ビジネスビジターと一般の来場者割合は、おおよそ1:3。

 特に今回は国内外からの設備投資増大を背景に「IR(産業用ロボット)ゾーン」が大幅に拡大。欧米など諸外国からの出展も増大したという。「SR(サービスロボット)ゾーン」ともに拡大して展示が行なわれる予定だ。特別企画として、大学や公的研究機関のロボット技術展示「RT交流プラザ」、ロボットに関する川上・川下のメーカーが集う「ロボットマッチングセッション」を行なう。

 また今回はロボットの実演を行なう「ロボットアクティブステージ」を新設した。初日には実際の消防救助隊員による災害救助ロボットを使用した実演が行なわれる。最終日には二足歩行ロボットの格闘競技大会「ROBO-ONE」の優秀者25体が集まってトーナメントバトルを行なう「ROBO-ONEグランドチャンピオンシップ in iREX2007」が開催される。マイクロファクトリー実証コーナーではマイクロマシン関連の展示が行なわれる。

 入場料は一人につき会期4日間通して1,000円。学生・団体(15名以上)は500円。招待状持参および来場事前登録により無料となる。


国際ロボット展レイアウト ROBO-ONEグランドチャンピオンシップのベルト

 併催事業として講演やセミナー、フォーラム、ワークショップ各種も連日行なわれる。また部品供給装置展、産学官交流フェアなども同時開催される。

 記者会見にて日本貿易振興機構(JETRO)の産業技術部部長・清水喬雄氏は、会期中の11月30日(金)に行なわれる「Robo Link Forum 2007」の内容についてアピールした。こちらではレンセラー工科大学教授のアーサー・サンダーソン博士による基調講演「ロボット産業と世界的なR&D活動」のほか、iRobot社のチェアマンであるへレン・グレイナー氏らが講演するなど、欧米の次世代サービスロボット産業の市場現状が紹介される予定だ。そのほか特別講演としてNASA JPLの「自律型ロボットを使った太陽系探査」も行なわれる。

 会見では日本SGIによるセグウェイと、その研究開発用プラットフォームモデル、そして電気通信大学・松野研究室「KOHGA3(コーガ)」、「KAMUI(カムイ)」による実演も行なわれた。

 日本SGIの大塚寛氏は、「シミュレーションの重要性や連携のノウハウをロボット産業に持ち込みたい」と語り、ロボット開発のプラットフォームとしてのセグウェイビジネスを推進していきたいと述べた。サービスロボット事業の準備を手伝っていきたいという。

 松野研究室はIRS-Uと共同でレスキューロボットの開発を行なっている。NBC災害における先行探索などの訓練を行なっているという。

 最後に国際ロボット展運営委員長の丹波氏は、「テーマの実現を目指して、製品展示やフォーラムを通じて広く情報発信を行なっていきたい」と述べた。


【動画】セグウェイに乗ってプレゼンテーションを行なう日本SGI・大塚氏 【動画】日本SGIによるシミュレーションと実機を組み合わせた研究のプレゼンテーション 【動画】日本SGIによる地図作成機能のデモの様子

【動画】電通大・松野研究室によるKOHGA3のデモの様子 【動画】階段を登っていくKOHGA3 【動画】電通大・松野研究室によるKAMUIのデモ。高速で走行可能

【動画】人間が片側の壁に手をつきながら迷路を歩くときのように壁を検知し壁を左側にしながら動いていくKAMUI 松野研究室の国際ロボット展での出展内容 国際ロボット展運営委員長、川崎重工業株式会社常務取締役 丹波晨一氏

URL
  2007国際ロボット展(iREX2007)
  http://www.irex2007.jp/
  【2005年12月1日】2005国際ロボット展開催(PC)
  http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/1201/irex.htm

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( 森山和道 )
2007/11/07 00:02

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