日本精工株式会社は2日、階段を自己認識して昇降が可能な四脚車輪型ロボットを開発したことを発表した。電気通信大学 知能機械工学科 下条誠教授、金森 哉吏准教授らとの共同開発によるもの。車椅子や盲導犬などの代わりに、人間を手助けする自律移動ロボットの技術開発を目的として開発された。
四脚型のロボットで、各脚部の先端には車輪を装備し、段差では歩行、平地では車輪による走行が可能。画像センサと距離センサからなる新開発の認識技術により、階段などの段差を自律的に認識し、姿勢を制御しながら昇降が可能なことが最大の特徴。階段を識別するためのランドマークなどが不要で、こうした機能は世界初としている。脚リンクには力センサを内蔵した接地検出機構を備え、安定して歩行が可能という。
本体サイズは450×730×750mm(幅×奥行き×高さ)、重量は54kg。
■URL
日本精工
http://www.jp.nsk.com/jp/
ニュースリリース
http://www.jp.nsk.com/jp/press/07/pre071002.html
( 清宮信志 )
2007/10/03 18:13
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