経済産業省は4日、「21世紀ロボットチャレンジプログラム」の一環として実施される「次世代ロボット知能化技術開発プロジェクト」の公募結果を発表した。
2007年5月23日~6月22日までの間募集されていたもので、計37件の応募があったという。そのうち12件のプロジェクトが採択された。
採択事業者は次の通り。
・独立行政法人産業技術総合研究所、日本電気株式会社、株式会社セック、株式会社マエカワ、ゼネラルロボティックス株式会社、国立大学法人東京大学、社団法人日本ロボット工業会
「ロボット知能ソフトウェアプラットフォームの研究開発」
・IDEC株式会社
「世界標準を目指したロボットセル生産用知能ハンドモジュール群とマニュアル作業激減知能モジュール群の開発と検証」
・国立大学法人東北大学
「作業知能(生産分野)の開発(物理的接触を伴う作業のための作業知能モジュール群の研究開発)」
・株式会社安川電機、国立大学法人九州大学、国立大学法人九州工業大学、独立行政法人産業技術総合研究所
「施設内生活支援ロボット知能の研究開発」
・株式会社東芝、首都大学東京、国立大学法人東京大学
「ロバストに作業を実行するための作業知能モジュール群の開発」
・富士通株式会社、国立大学法人豊橋技術科学大学、株式会社セック、国立大学法人東京大学
「移動知能(サービス産業分野)の研究開発」
・国立大学法人筑波大学、富士ソフト株式会社
「移動知能(サービス産業分野)の研究開発」
・学校法人慶應義塾慶應義塾大学SFC研究所、アイシン精機株式会社、財団法人日本自動車研究所
「高速移動知能(公共空間分野)の研究開発」
・学校法人芝浦工業大学、学校法人千葉工業大学、NECソフト株式会社
「搭乗用移動知能の構築を簡便にするモジュール群の開発 ~ 脚・車輪ロボット:環境インフラと連動するパーソナルモビリティ ~」
・日本SGI株式会社、国立大学法人東北大学、特定非営利活動法人国際レスキューシステム研究機構、国立大学法人電気通信大学
「自律と操縦が融合したインテリジェント立ち乗り電動モビリティシステム」
・日本電気株式会社
「コミュニケーション知能の研究開発」
・株式会社国際電気通信基礎技術研究所、国立大学法人大阪大学、オムロン株式会社、ヴイストン株式会社、株式会社イーガー、三菱重工業株式会社
「コミュニケーション知能(社会・生活分野)の研究開発」
なお、同日付で、一部の研究開発項目について二次募集が開始された。一次募集の結果をうけ、開発したソフトウェアの外部への提供や他の事業者が開発した知能モジュールを使用する姿勢が不足していたことをその理由としている。このため、システムビルダーとしての視点でロボット開発を提案可能な事業者らを募集する。公募期間は2007年9月4日~同9月25日17:00まで。
二次募集される研究開発項目は以下の通り。二次募集の事業規模は3億円。
・研究開発項目2 作業知能(生産分野)の開発
・研究開発項目3 作業知能(社会・生活分野)の開発
・研究開発項目4 移動知能(サービス産業分野)の開発
・研究開発項目6 移動知能(社会・生活分野)の開発
■URL
経済産業省
http://www.meti.go.jp/
ニュースリリース(公募結果)
http://www.meti.go.jp/information/data/c70904bj.html
ニュースリリース(二次募集について)
http://www.meti.go.jp/information/data/c70904cj.html
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・ 経産省、「次世代ロボット知能化技術開発プロジェクト」を公募開始(2007/05/24)
( 清宮信志 )
2007/09/05 17:20
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