株式会社イクシスリサーチは、近藤科学との共同開発により、4脚歩行型ロボット「Bj(ビージェー)」を開発したと発表した。2007年秋に、北米、ヨーロッパ、アジア地域で販売を開始する予定で、予価は60万円。
犬のような外見を持つ四足歩行のロボット。研究および競技会などを想定して開発された。ロボットによるサッカー競技会「ロボカップ」では、ソニーのAIBOを使用した競技が毎年行なわれているが、すでにAIBOの生産は打ち切られており、この後継を狙うものとみられる。
自由度は、脚部が1本あたり3(計12)、首2、顎1、尾1の計16個。CPUはi.MX31 532MHz(ARM11コア)。メモリはRAM 64MB、Flash ROM 16MB。サーボは近藤科学製「KRS-4013」。センサーは、35万画素CMOSセンサー(30fps)、赤外線方式距離センサー×1、加速度センサー×1、肉球センサー×4。インターフェイスは、Ethernet×1、メモリースティックスロット、USB×2、シリアル×3、PWM×24、ADC×8。
OSはLinuxを搭載。ソフトウェアとして、Windows用ネットワーク経由モーション作成ソフト「iQRs03 Communicator」、歩行、旋回、シュートなどのサンプルモーション、サンプル画像取得アプリケーションなどが付属する。
本体サイズは180×350×312mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約2.5kg。電源はニッケル水素バッテリ(10.8V-800mAh)。
■URL
イクシスリサーチ
http://www.ixs.co.jp/index.html
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( 清宮信志 )
2007/07/09 14:22
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