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RTで街を見守る「ロボットロケーター」、大阪・ミナミのアメリカ村に導入


 6月中旬、大阪ミナミのアメリカ村に、RT(ロボットテクノロジー)を活用したセキュリティシステムが導入された。システムを開発したのは、株式会社NSJ。近畿コカ・コーラボトリング株式会社の協力で実現した。

 このシステムの特徴は、地区内に設置されている飲料自販機に緊急信号受信機を搭載し、同地区を訪れる観光客や商店主に携帯型の無線端末装置「ロボットロケーター(通称:ロボロケ)」を持たせることにある。利用者が危険に直面した時にロボロケのボタンを押すと、発信された信号が半径100m以内にある受信機を経由してNSJの管制センターに届く。センターから指示を受けた地域内を巡回している警備員が、直ちに現場へ急行する仕組み。


飲料自販機に受信装置を搭載している。飲料自販機には、誰でも利用できる緊急ボタンもついている 利用者が携帯する「ロボットロケーター」。中央が本体で、ロボットのイラストのカバーをつける。サイズは、70×30×5mm(幅×奥行き×高さ)

ロボロケの信号は受信装置を経由して、NSJの管制センターに届く 管制センターから連絡を受け、地域を巡回している警備員が駆けつける

 これまでのGPS(全地球測位システム)を用いた端末では、衛星回線を使用するために発信者の位置を特定するまでに10〜20秒のタイムロスがあった。システム開発中、実際にGPSを使いテストをしたところ、現場に駆けつけるまでに犯人役は移動してしまい捕らえることができなかったという。同社のシステムの場合、ほぼリアルタイムでセンターに情報が届くため、迅速に警備員が対応できる。

 ロボロケには、利用者固有のICタグが組み込まれており発信者の特定ができる。ロボロケのスイッチは、駆けつけた警備員しか解除できないため、ボタンを押した後に移動しても警備員が後を追うことが可能となっている。

 将来的に、地区を巡回している警備員が、頭部にヘッドマウントディスプレイ(HMD)を装着し、現場に向かう間もセンターからの指示を受けることができるようになる予定。それにより、例えばロボロケ利用者の情報が予め登録しておけば、警備員はモニターでユーザーの顔写真を確認した上で、利用者を保護することが可能となる。

 今回システムが導入されたアメリカ村は、心斎橋駅近辺の御堂筋西側に広がるエリア。広さは、東西400m南北1,000mになる。地区内にある30台の飲料自販機に受信装置を搭載すれば、アメリカ村全域をフォローできる。4月から受信装置の設置が進められており、6月中旬にアメリカ村全域でロボロケが使用可能となった。

 アメリカ村は中高生の修学旅行など観光客にも人気があるスポットだが、近年、強引なキャッチセールスや恐喝などの事件があり敬遠される傾向にある。株式会社NSJ 技術推進部部長の高野英一氏は「システムを導入することで、アメリカ村内が安全な街であることをアピールしたい」と語っていた。

 アメリカ村商店街では、アメリカ村を修学旅行で訪れる学校など団体旅行者にロボロケを貸し出し、安心して買い物や滞在を楽しんでもらいたいと考えているという。


株式会社NSJ 代表取締役社長 上甲敏和氏 技術推進部部長の高野英一氏

URL
  株式会社NSJ
  http://www.n-sj.jp/


( 三月兎 )
2007/06/26 00:00

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