日本科学未来館は「ランドセル・ミーティング ~ミュージアムの入学式へようこそ」を4月7日(土)~5月14日(月)の日程で開催する。同館が今年設立6周年を迎え、人間に例えれば小学校に上がる年となったことと、1Fの企画展示スペースが改装されたことから開催されたもの。
歴代の特別展示が抜粋されて展示されており、未来館のこれまでを振り返る内容となっている。6日には内覧会が行なわれ、未来館のインタプリターの1人として4月2日からリプレースされた「新型ASIMO」も、毛利 衛館長と共に挨拶した。ASIMOが登場して手をふるだけで、来場者たちからは「可愛い~」という大きなどよめきが上がった。
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これまでの展示がビデオとパネルで紹介されている
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「時間旅行展」を振り返る展示
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「恋愛物語展」を振り返る展示
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毛利 衛館長
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未来館のロゴの入った「新型ASIMO」
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【動画】走って登場する新型ASIMO
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【動画】「こんにちは」と手を振るASIMO
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【動画】新しい挨拶を披露するASIMO
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【動画】JST理事長の沖村憲樹氏とかけあいする新型ASIMO
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【動画】退場は歩行で
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1Fに設置されていた環境展示はなくなり、900インチの巨大な可動スクリーンと、フルHDTVの4倍を超える885万画素(4,096×2,160画素)の4K非圧縮映像を映し出せるプロジェクターが設置された。
また、プラスチック光ファイバーの開発で知られる慶應義塾大学理工学部教授の小池康博氏と、現在は慶應義塾常任理事と慶應義塾大学環境情報学部教授を兼務する村井 純氏らの協力によって未来館館内に10Gbpsのネットワークを張り、外部機関と接続している。今後はこのスペースでさまざまなイベントを行なっていくという。
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900インチのスクリーン
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同スクリーン。これは通常のハイビジョン映像
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重量130kgに及ぶ巨大なプロジェクター
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慶應義塾大学環境情報学部教授 村井純氏。「地球全体で色々なものを共有できるようにしたい」という
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慶應義塾大学理工学部教授 小池康博氏。手に持っているのがプラスチック光ファイバー
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Lambdaネットワークと呼ばれる10Gbpsの高速ネットワークで世界の研究機関と接続されている
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慶應義塾大学からNCSAにデータを送り、そこでシミュレーションした結果を映すことも可能。竜巻のシミュレーションによるデモ画像
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館長の毛利衛氏は、「これからも社会との新しい繋がりを模索していきたい」と語り、未来館を情報共有の場所として使ってもらいたいと述べた。今後未来館では、アジア地域の科学館の会議なども行なっていく予定だという。
「ランドセル・ミーティング」関連イベントとして、実験工房プログラムの先行体験「味見ロボットと対決!」が4月14日、21日に開催されるほか、サイエンスカフェ「味の世界を体験しよう!」(開催日4月21日)、「ランドセルキッズへ もしも宇宙に音があったら」(4月28日)他が開催される予定だ。
■URL
日本科学未来館
http://www.miraikan.jst.go.jp/
ランドセル・ミーティング
http://www.miraikan.jst.go.jp/j/event/2007/0514_plan_01.html
■ 関連記事
・ 日本科学未来館、一般施設としては初めて「新型ASIMO」を導入(2007/04/02)
( 森山和道 )
2007/04/09 14:41
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