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科学に触れる体験イベント「堺で科学 サかイエンス」が開催 |
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2月4日、大阪府の堺市教育文化センター(ソフィア・堺)において「堺で科学 サかイエンス」が開催された。主催は、「科学文化のまち 堺から夢発信」事業実行委員会。親子連れ約3,000人が来場した。 「サかイエンス」は、子どもたちに科学のおもしろさを楽しく体験し、科学技術と日常生活とのかかわりをわかりやすく学ぶ場を提供するために、昨年から始まった。 幼児～小学生まで楽しめる科学の原理を用いたおもちゃを自分で作ることができる体験コーナーや、鳥人間コンテストへ挑戦している「堺・風車の会」(大阪府立大学)の人力飛行機の展示などがあった。
金井氏は、昭和30年代の東京や大阪の写真を映し、原作の鉄人28号が生まれた時代背景を紹介した。鉄人28号は、生きることに精一杯で余裕のなかった人々に、夢と希望を与えた漫画であった。金井氏は、「いつか鉄人28号が実現する時代がやってくることを夢に見ていた」という。 '70年代から産業用ロボットが普及し、2000年を目前にして企業からヒューマノイドロボットがあいついで発表された。だが、金井氏が幼い頃に夢みていたロボットは、現実になっていないことに気づいた。 「誰も作らないのなら、私が作って夢を叶えよう」と決めたという。 金井氏自身は、ロボットを作る技術をもっていないため、関西の企業に声をかけプロジェクトチームをつくり、総合プロデュース及び外装の金型設計・製造を行なった。
開発期間が短い上、版権元のデザインと部品サイズをはじめ制約が多く、開発は難航した。2005年春に試作モデルを公表し、先行予約を始めたが、1セット351,740円という高額商品にもかかわらず1週間で170体の予約が入り、限定200体は年内に売り切れた。 「鉄人28号を販売したことで、子ども時代の夢が実現した。何よりも各地のロボットショーを見に来てくださる方、鉄人を見て昔を懐かしんでくださる方々に喜んで頂けることが嬉しい」と金井氏は言う。2006年には、ファンからの熱い要望に応えるために、TVアニメ版鉄人28号も販売した。 今後の少子高齢化を考えると、ロボットが生活の中で活躍する社会は必ずやってくる。夢を運ぶロボット、優しく介護してくれるロボット、安心を与えてくれるロボットなどについて、親子が一緒に考え、語り合って欲しい、そうして、将来、夢を実現して欲しい、と金井氏は、語った。
■URL ソフィア・堺 http://www.eonet.ne.jp/~kashin-planet/ ロボクリエーション http://www.robo-creation.com/ TVアニメ版鉄人28号 鉄人実現化計画 http://www.vstone.co.jp/top/products/robot/TV_T28/ 【2006年3月31日】ヴイストン、「TVアニメ版鉄人28号ロボット」を受注開始(PC) http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0331/vstone.htm
（ 三月兎 ）
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