日本SGI株式会社は、同社の関連会社である株式会社AGIと共同で、感情制御技術「ST Emotin」を開発。同技術を使用したソフトウェア開発キット「ST Emotion SDK」を発売する。価格は100万円から。対応OSはWindows 2000/XP及び、Linux(Fedora Core 5/6、SUSE Linux 10.0)。
人間の音声の特徴から、「喜び」、「怒り」、「悲しみ」、「平常」、「興奮」、「笑い」の要素を検出できるソフトウェア。従来の「ST2.0」では、これらの感情を、あり、なしの2段階で検出していたが、今回の開発により、それぞれ10段階での感情レベルを検出可能になった。このため、「非常に怒っている」、「少し怒っている」といった、微妙な感情の変化を認識できるという。
また、従来にくらべて、感情認識レベルも向上し、複数の聞き手の主観が一致しやすい音声に着目することで、STの分析結果と、聞き手側が期待する結果が一致する確率が上がったという。
同社では今後、同技術がエンターテイメント分野やWebサービス、モバイルサービス、ロボットなどに応用されることを期待しているという。
■URL
日本SGI
http://www.sgi.co.jp/
製品情報
http://www.sgi.co.jp/products/dev_tool/st/emotion/
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( 清宮信志 )
2007/01/25 14:50
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