株式会社安川電機は6日、ロボットへ搭載可能な三次元形状計測ユニットを、浜松ホトニクス株式会社と共同で開発したことを発表した。
レーザースリット光によるスキャンによって、物体の三次元形状を三角測量の原理で認識するユニット。バラ積みされたり、傾いて置かれた物体でも±1mmの精度で認識できるという。このため、これまでには難しかった複雑な形状の部品の組み付けも可能になる。計測周期は4msec、三次元形状認識は1secごとに実行する。
ユニットの本体サイズは190×120×83mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.4kg。ユニット内に物体の種類や位置、姿勢を認識する計測・認識処理機能も内蔵する。上位制御装置(PC)とのインターフェイスはEthernet。
同社では、このユニットをビンピッキング用計測装置や、外観検査用計測装置へ利用するほか、次世代ロボットの“眼”としての採用も見込んでいる。平成19年度の製品化を目指す。
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三次元形状計測ユニット
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ロボットアームへの搭載例
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■URL
安川電機
http://www.yaskawa.co.jp/
ニュースリリース
http://www.yaskawa.co.jp/newsrelease/2006/19.htm
浜松ホトニクス
http://jp.hamamatsu.com/
( 清宮信志 )
2006/12/11 16:27
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