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「今年のロボット」大賞シンボルマーク。センサー、知能・制御系、駆動系の3つの技術要素を有する、知能化した機械システム」を表現したという
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経済産業省は12月1日、今年8月に創設された「『今年のロボット』大賞2006」に応募があった152件のロボットの中から、10件のロボットを優秀賞として選定したことを発表した。
「『今年のロボット』大賞2006」は、国内ロボット技術の革新と用途拡大、需要喚起を促す目的で、その年に活躍したロボットの中から、将来市場創出への貢献度や期待度などが高いとされるロボットを選び出すもの。工学院大学学長 三浦宏文氏を委員長とする審査委員会により審査が行なわれた。
選定の内訳は下記のとおり。
□サービスロボット部門
・アザラシ型メンタルコミットロボット「パロ」
株式会社知能システム、独立行政法人産業技術総合研究所、マイクロジェニックス株式会社
・食事支援ロボット「マイスプーン」
セコム株式会社
・ロボットによるビルの清掃システム
富士重工業株式会社、住友商事株式会社
□産業用ロボット部門
・人共生型上半身ロボット(DIA10)、腕ロボット(IA20)、MOTOMAN-DIA10/MOTOMAN-IA20
株式会社安川電機
・人の能力を超えた高速高信頼性検査ロボット
株式会社デンソー
□公共・フロンティアロボット部門
・遠隔操縦用建設ロボット
国土交通省九州地方整備局九州技術事務所、株式会社フジタ
・深海巡航探査機「うらしま」
独立行政法人海洋研究開発機構
□中小企業・ベンチャー部門(部品含む)
・移動ロボット用の小型軽量な測域センサ URGシリーズ
北陽電機株式会社
・KHR-2HV
近藤科学株式会社
・はまで式全自動イカ釣り機
株式会社東和電機製作所
これらのロボットから最終審査が行なわれ、「『今年のロボット』大賞2006」1件、中小企業特別賞1件が選出される。表彰式は12月21日に実施される予定。
■URL
経済産業省
http://www.meti.go.jp/
ニュースリリース
http://www.meti.go.jp/press/20061201001/20061201001.html
経済産業省「今年のロボット」大賞
http://www.robotaward.jp/
( 清宮信志 )
2006/12/04 00:11
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