株式会社タミヤは、11月18日、19日の2日間、静岡市のツインメッセ静岡でタミヤフェア2006を開催した。
タミヤフェアは、同社が毎年開催しているプライベートイベントで、新製品をはじめとする同社の製品が一堂に展示されるとともに、来場者参加型のさまざまなイベントを用意。さらに、新製品の先行販売や、掘り出し物を中心とした即売会なども行なわれており、タミヤファンには見逃せないイベントとなっている。
展示はツインメッセ静岡の北館、南館の両館を使用。南館中央に設置されたロボクラフトパークでは、同社の工作シリーズを展示し、子供たちの関心を集めていた。
なかでも、タミヤが12月16日に発売する「ループウイング風力発電工作セット」の実演コーナーでは、同キットの原型となっているループウイングの風車の実機を展示。工作キットでは、実際に発電、蓄電している様子を実演してみせた。
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11月18日、19日の2日間に渡り、ツインメッセ静岡で開催されたタミヤフェア
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12月16日に発売される予定のルーフウイング風力発電工作セット
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キットの内容
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風力で発電し、付属のモーター駆動車に蓄電する
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これが同キットのもととなったループウイングが開発した風力発電機。230ルクス以上の街路灯の発電が可能
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イベントステージでも数々の催し物が用意されたが、ロボットおよび工作キット関連では、静岡新聞およびSBSの「静岡かがく特捜隊」と連動した「ループウイング工作で風力発電体験!」や、「レスキューロボット大活躍!」などを開催。ロボットのメカニズムを学んだり、工作キットの原型となっている機器が、実際に活用されているシーンを映像で紹介した。
また、初日には、明和電機の前社長・土佐正道さんが登場。新型楽器を発表した。
そのほか、北館の会場では、RCカーのワールドチャンピオンシップを開催。「タミヤグランプリ全日本選手権」を勝ち抜いた代表選手65人のほか、欧州、アジア、米国、オーストラリアの各エリアの予選大会を勝ち抜いてきた代表選手が、特設大型サーキットで、1/100秒を競うレースを繰り広げたほか、南館のミニ四駆のコーナーでは、ミニ四駆PRO誕生1周年を記念した365周耐久レースや、ダンガンファイティングレースなどを開催。幻のコースといわれるダンガンドッグファイトコースも復活させた。
タミヤフェアで恒例となっているプラモデル射出成形の実演は、今年も人気。タミヤ本社に設置されている巨大な射出成形機をタミヤフェア会場へ移動させ、金型でプラモデルの部品を生産する工程を実際に見せた。プラスチック原料が、プラモデル部品の成型品になる様子に、来場した子供たちが目を輝かせていたのが印象的だった。
また、協賛各社のブースでは、模型メーカーや出版社などが出展。静岡県プラモクラブも合同作品展示会を行なっていた。
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イベントステージではさまざまな催しが行なわれた
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タミヤの工作キットとしては、組み立て/操作ともに、最も難しいといわれるレスキュークローラー工作セットを使ったイベント「レスキューロボット大活躍!」では子供たちが操作に挑戦。意外にも「操作が簡単だった」という子供が続出していた
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南館中央に設置されたロボクラフトパークには、同社の工作シリーズを展示したり、組み立てコーナーを設置し、子供たちが参加できるようにした
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レスキュークローラーででこぼこ道を走破
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ショベルドーザー工作基本セットを使ったピンポンバトルのゲーム
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ボクシングファイターでは、2人による対戦ゲームを実施
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協賛各社のブースでは、教材用の工作キットを開発するスタジオミュウが、大人が乗っても大丈夫な移動装置を実演展示した
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【動画】約100kgまでの荷重に耐えうるタイヤの実演のために開発したものだという
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会場では、RCカーのタミヤGPワールドチャンピオン決定戦が行われた。日本、欧州、米国、アジア、オーストラリアなどの世界各国の予選を勝ち抜いた選手による熱い戦いが繰り広げられた
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ミニ四駆のステージでは、MCガッツ氏と桜庭ちゃんを中心に連日大盛り上がり。ミニ四駆は、今年、発売25周年を迎えている
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中学生以下を対象としたダンガンレーサー工作教室は無料で組み立て体験ができるとあって、多くの子供たちが参加した
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■URL
タミヤフェア
http://www.tamiya.com/japan/tamiyafair/index.htm
( 大河原克行 )
2006/11/20 15:06
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