東京おもちゃショー2006が7月13日~16日の会期で東京ビッグサイトにて開催されている。13日、14日はバイヤーズデイで、一般公開は15日、16日。入場は無料。主催は社団法人日本玩具協会。出展者数は国内海外合わせて166社。35,000点を超えるおもちゃが出展されている。
ベーシックなおもちゃからデジタル玩具、キャラクタートイ、ラジコンなどが幅広く出展されている同展。今年は特に小型のラジコンヘリの姿が目立った。もちろん、日本が誇るロボット玩具も多数出展されている。
残念ながら、本当のロボットそのものの展示はなかったが、中から、いくつか「ロボットっぽいもの」やデジタルトイを写真で紹介する。おもちゃの姿から、実際のロボットに対する印象を明示されないところで左右している「ロボット文化」の現状を垣間見ることもできる、かもしれない。
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「ロボット」と聞くとまずこちらを連想するのが普通?
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バンダイブースのなかの「ボウケンジャー」コーナー
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登場メカをよく見ると、レスキューロボットっぽい感じ
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主人公達の装備のなかには金属探知器も。レスキューに憧れる子ども達が増えそう
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アリを飼育するデジタルトイ「アンツ・ライフ・スタジオ」
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株式会社丸善製作所によるブロック玩具シリーズ・ASOBLOCK(アソブロック)。基本パーツは7種類。カラーは2色。6角柱のパーツとボールジョイント中心で構成されており、接続部は自由に動かせる
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ネットでのみ販売している。メーカーは単純なものしか考えてなかったそうだが、ユーザーがどんどん複雑な、こんな形のものを組み立てるようになったそうだ
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ヒロボーの室内専用ラジコンヘリ「XRB SR lama」。リチウムポリマーで15分飛行可能
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海外からの出展Henfair社のミニラジコンヘリ
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【動画】同上、「Robot Combat」
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海外からの出展Horizon Cell Technologyの小型燃料電池車「H-raser」
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7×16cmと小型ながら、基本的な水素燃料電池自動車の仕組みを備えているという
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コトブキヤブースではロボットバトルゲーム「アーマードコア」のプラモデルが展示
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キューブブースの小型ロボトイ「CAM-8」、「CAM-10」。カムで足を動かし重心移動して歩行する
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● セガトイズブース
ミュージックエンターテイメントの新シリーズほか、リアルなネコ型ロボットトイなどが出展されていた。
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ムシキングのスーパーRCバトルシリーズ
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こちらはリモコンバトル。バトルフィールドケースが男の子心をかきたてる
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「古代王者恐竜キング」シリーズからは歩く恐竜のリモコントイが登場
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【動画】歩くだけではなく、尻尾を振り回して、積み重ねたパッケージ付属の「岩」をクズして遊んだりできる
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家庭用プラネタリウム「HOME STAR」が周辺の歪みを補正した「PRO」バージョンとなってリニューアル
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ミュージックエンターテイメントシリーズとして「miJam Guitar」と「Drummer」が8月末に登場予定。「なんちゃって演奏」が可能
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スクラッチのできるDJセットも出る
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「グランドピアニスト」。実物の自動演奏ピアノと同様に駆動する小型ピアノ
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【動画】実際に鍵盤が動いている様子が分かる
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ミューボット(mu-bot)。携帯音楽プレーヤーアクセサリ
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腕の部分はイヤホン、頭部はコードリール。カラーバリエーションそのほかも予定されているそうだ。発売は12月以降
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ネコ型ロボット玩具「夢ねこスマイル」9月16日発売予定
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歩くことはできないが、頭やほっぺたをなでるとリアクションを返してくれる
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【動画】「夢ねこスマイル」このかわいさは、もはや「不気味の谷」を越えた!?
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● タカラトミーブース
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9月発売予定の赤外線コントロール・チョロQ「Q-STEER」。9月下旬発売予定
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赤外線で操作する。大きさ4cmながら非常に軽快な動き
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小型軽量の室内飛行機ソアラ
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小型ラジコンヘリ。5,000円程度での販売を目指すという
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小型カメ型ロボットトイ「ウォーキービッツ」の新展開バリエーション
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お部屋が登場した
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【動画】運命の手。歩き回って人を指さす
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米国で大ヒットしたロボットおもちゃ、ロボサピアン・バージョン2「アームストロング」
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【動画】歩き方は相変わらずだが、指の動きは面白い
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チンパンジー型の「エイプマン」。顔の表情は動く
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「ねんね」こはパソコンに接続すると息づかいをはじめ、ときどき鳴いたりする癒しグッズ
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トレーン社ブース。ブリキのロボットおもちゃ。復刻版などではなく現役とのこと
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すべて職人の手作り
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学研ブース「大人の科学」シリーズ。からくり人形や「メカモ」など
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【動画】シー・シー・ピーのブースでは水陸両用ホバークラフトが水槽のなかで走っている
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商品名は「エアブレード」
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室内用ラジコンヘリ「ジャイローター」。8月発売予定
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赤外線ヘリ「ハニービー」。一度の充電で5分飛べる。7月発売予定
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【動画】まるで昆虫のように軽やかに飛ぶ
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● コナミブース
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美少女+メカの「武装神姫」シリーズ。9月末発売予定
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同じく「メカ娘」シリーズ
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携帯オーディオプレイヤーに接続してキャラクターを育てる「オトイズム」
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● いばらき産業大県フェア2006・ロボットゾーン
また、ビッグサイト東展示棟では、既にレポート済みの「国際モダンホスピタルショウ」等のほか、13日、14日の日程で「いばらき産業大県フェア2006」が開催された。
会場内には「ロボットゾーン」が設けられており、独立行政法人産業技術総合研究所(産総研)によるヒューマノイドロボット「HRP-2」、あざらし型ロボット「パロ」、産総研とアイシン精機株式会社、富士通株式会社が共同研究開発して愛知万博にも出展された知能車いす「TAO Aicle」のほか、筑波大学・山海研究室によるパワーアシストロボットスーツ「HAL」、そして筑波大学・知能ロボット研究室(油田研究室)の研究用移動ロボット「山彦」シリーズの一部がデモ展示されている。
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次世代インテリジェンス車いす「TAO Aicle(タオアイクル)」
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筑波大学の遠隔操作型探査ロボット「Acros」。レスキューロボットとしてIRS-Uなどで活躍中
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山彦シリーズ 一輪車ロボット「イチロー」
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【動画】動作の様子。車輪はタル型になっていて、傾けることで旋回する
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山彦シリーズ「オリーブ」(写真右)。超音波、走査型赤外線センサなどを持つ。床掃除ユニットなどのエンドエフェクタ(作業用の道具)を自分で発見してドッキングする能力を持つ
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【動画】赤外線を使ってドッキングする様子
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二輪車ロボット「山彦JIRO」
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自転車に乗り始めた子どものように車体が倒れそうな方向にハンドルを切ってバランスをとるロボット
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【動画】研究教育用ロボット「beego」のデモ
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【動画】北陽電機と油田研が共同開発したレーダーセンサ「URG」を使った教育用移動ロボットプラットフォーム
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産総研の癒しロボット「パロ」。株式会社知能システムが販売している
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【動画】HRP-2登場。産総研と川田工業株式会社の共同研究開発
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【動画】肩を動かして「自由度」を解説。腕を動かすだけだが微妙に下半身も動かしてバランスをとっている
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【動画】30自由度を使って体操
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【動画】東京大学・池内研究室との共同研究・会津磐梯山踊りを見せる
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【動画】自分で寝転がって起きあがり
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【動画】片足バランス
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【動画】ロボットアシストスーツ「HAL」登場
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【動画】30kgのコメの袋を抱えて屈伸
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■URL
東京おもちゃショー2006
http://www.toys.or.jp/toyshow/top.html
いばらき産業大県フェア2006
http://www.nikkansc.co.jp/ibaraki2006/
( 森山和道 )
2006/07/14 19:28
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