【iREX2009】RSi、ロボットを遠隔操作する「ロボットおでかけマップ」を出展


「ロボットサービスイニシアチブ(RSi)」ブース

 異機種ロボット間のコマンドを共通化し、複数の種類のロボットでのサービス連携を狙う「ロボットサービスイニシアチブ(RSi)」は、ロボットを遠隔操作するための「ロボットおでかけマップ」を出展した。これはRSiが提唱する標準仕様「ロボット・サービス・ネットワーク・プロトコル(RSNP)」の新仕様「RSNP2.1」に対応したロボットをGoogleマップ上に表示。各々のロボットにログインして、ロボットに搭載されたカメラや、ロボットそのものを操作することができる遠隔操作アプリケーションだ。これによって、使えるロボットがある場所を見つけて、操作することができる。実際にWebサイトにアクセスすれば見る事ができる。

 ネットワークカメラを遠隔操作するようなものだが、そのカメラそのものが動くことができ、またアームやボディを使って、その場にいる人とインタラクションできるところが、ただのカメラとは違うところだ。ロボットならではの存在感を示すサービスを行なえる。現状ではロボットを使ったインタラクションでは自律だけでなく、必ず遠隔操作が必要になる。そのためのアプリケーションである。ブースでは三菱重工業の「wakamaru」と富士通の「enon」も出展されており、デモを行なった。

RSiによるロボットおでかけマップ。左画面にロボットの位置、右画面にロボットから見た画像などが提示されるRSiの活動。いまはRSNP2.1を公開し、それに対応したSDKを提供し始めたところ富士通「enon」


(森山和道)

2009/11/30 18:00