アザラシ型ロボット「パロ」の米国仕様版、16日より販売開始


 独立行政法人 日本貿易振興機構シカゴ・センター、米PARO Robots US Inc.、株式会社知能システムの3社は、アザラシ型ロボット「パロ」の米国仕様版を11月16日より受注開始、12月1日より発送を開始すると発表した。価格は6,000ドル(1年間保証付き)。販売は株式会社スギノマシンと株式会社知能システムが米国で設立したジョイントベンチャーであるPARO Robots US Inc.が行なう。

 パロはカナダ北東部に生息するタテゴトアザラシの赤ちゃんをモデルとしたアザラシ型のメンタルコミットロボット。日本国内では個人のペット代替用途を中心に、医療福祉施設、児童向け施設などで合計約1,300体が利用されている。また、2008年末にはデンマークが医療福祉施設向けとして100体以上を導入し、2011年までに1,000体の導入を予定しているという。

 米国仕様版となるパロ(MRC888)の初回出荷予定数は200体。これまでに退役軍人省 ワシントンDCメディカル・センターなどに30体を導入しているという。



(清宮信志)

2009/11/5 19:37