ロボスクエアで「AIBO 10th Anniversary」開催
7月19日、福岡市早良区百道浜にあるロボスクエアで、犬型ペットロボットAIBOの誕生10周年を祝うイベント「AIBO 10th Anniversary」が行なわれ、全国から数多くのAIBOが集結した。
●ロボスクエアでは、AIBOはまだまだ元気
犬型ペットロボットAIBOは、1999年にソニーから発売され、家庭用に販売されたロボットとしては最も成功したものの一つと言われながら、2006年に発売中止となってしまっている。
ロボスクエアでは開館当初からAIBOを所有し、現在も40台程度のAIBOを所有。AIBOのダンスショーやAIBOを使った小中学生向けのプログラミング教室を実施し続け、人気を得ている。
ロボスクエアは今も実際に動くAIBOと接することのできる「AIBO最後の楽園」と呼んでもいいのかもしれない。
ロボスクエアのAIBO展示コーナー | 初期のERS-111 | 特別限定仕様のERS-210もある |
河森正治氏がデザインしたため、「河森AIBO」とも呼ばれているERS-220 | ロボスクエアにはAIBOと触れ合えるコーナーもある | YOKAロボまつりで踊るロボスクエアのAIBOダンサーズ |
●AIBOオーナーによるパフォーマンス
今回の「AIBO 10th Anniversary」は、日本全国から集まったのAIBOオーナーがロボスクエアに協力し、ロボスクエアの夏休みイベント「サマーチャレンジ」の一環として実施されたものだ。
AIBOオーナーがロボスクエアに協力してイベントを行なうのは今回が3回目となる。今回の「AIBO 10th Anniversary」には全国から30台の個性あふれるAIBOたちが集結。
「AIBO 10th Anniversary」に相応しく、ハッピーバースディーを踊ったり、両足を広げる「フラワー」というパフォーマンスを披露。
最後は夏のイベントなので「東京音頭」に合わせたダンスを行ない(東京での盆踊りは「東京音頭」がよく踊られる。あまり関係はないが福岡県の盆踊りでは「炭坑節」が多い)、AIBOオーナーによるAIBOのパフォーマンスショーは終わりとなった。
続いてロボスクエアのAIBOダンスチームがダンスを披露。
集まった観客たちは、AIBOの動きに「かわいい」と声を上げていた。
勢ぞろいしたAIBOたち | 一斉起動―のはずが、寝ていたりする機体がいるのはAIBOならではのご愛嬌 | 【動画】「ハッピーバースデー」を歌うAIBO |
足を広げる「フラワー」モーション | 【動画】AIBOのフラワー | 踊るAIBO |
【動画】「東京音頭」を踊るAIBO | ロボスクエアのAIBOダンサーズ | 【動画】ロボスクエアのAIBOダンサーズ |
最後に全員そろってのポーズ |
●プログラミング学習成果発表会も
ロボスクエアでは小中学生向けにAIBOをプログラミング教室を実施しているが、今回のイベントではプログラミング教室の成果発表会も行なわれた。
教室の受講者の中から3名の小中学生が参加。AIBOのタッチセンサーやカメラを使い、「AIBOに何かを行なうと、それに応じた動きをAIBOが行なう」プログラミングの成果を発表していた。
AIBOは生産中止となった今でも、大変人気のあるロボットだ。将来部品交換などで支障が出てくる可能性も十分にあるが、AIBOのパフォーマンスを一般に披露するこのイベントはこれからも続けていってほしいものだ。
AIBOプログラミング教室成果発表会 | AIBOのタッチセンサーや音声機能を利用してパフォーマンスをさせるプログラミングの発表だった | 【動画】成果発表会の様子。タッチセンサーを触ると、プログラミングした動きを実行する |
頭を触って動作をさせようとしているところ | 音楽と一緒にAIBOにダンスをさせるプログラミング | 【動画】音楽にあわせて踊るAIBO |
2009/9/3 21:18