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「東京ゲームショウ2008」レポート
~今年もロボット系が多数あり!


一般公開日の様子(写真提供:CESA)
 10月9日(木)~12日(日)まで、世界最大級のゲームショー「東京ゲームショウ2008」が幕張メッセで開催された。主催は社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)。

 今年は出展社数209、出展タイトル数は過去最多の879タイトルとなった。来場者数はビジネスデイ、一般公開日4日間の合計で19万4,288人。その中で、ロボット系のゲームもいくつか出展されていたので、画像やブースの様子などをお届けする。


バンダイナムコゲームスの新作ロボットものは4本

 ロボット系といったら、まず外せないのがバンダイナムコゲームスのバンダイレーベル。「機動戦士ガンダム」シリーズ系3点、「マクロス」が1点の出展があった。そのほか、2008年9月25日に発売になったバンプレストの「スーパーロボット大戦Z」も出展。

 ガンダム系はどれも注目作だが、まずはソニー・PlayStation 2およびPLAYSTATION 3、そしてマイクロソフト・Xbox 360で発売されるタクティカルアクション「ガンダム無双2」を紹介しよう。そのタイトルからもわかるように、コーエーとのコラボレーションで誕生した「無双」シリーズガンダム版の最新作で、一騎当千の強力なモビルスーツ(MS)を操って、並み居る敵MSを破壊していくという3Dアクション系の内容だ。今回の特徴の1つは、ビグ・ザムやサイコガンダム、α-アジールといった、巨大モビルスーツ&モビルアーマーがボスキャラとして登場する点。また作品としては、アムロとシャアの最後の戦いとなった劇場作品「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」が初登場。νガンダム、サザビーなどが登場する。

 また、「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」も収録。主人公シン・アスカのディスティニーガンダム、前作の主人公キラ・ヤマトの搭乗機ストライクフリーダムガンダム、シリーズ2作のもう1人の主役ともいうべきアスラン・ザラのインフィニットジャスティスガンダムが参戦することになる。MS戦らしさを表現しつつも、「無双」シリーズならではのド派手なアクションも用意されている作品だ。2008年12月18日(木)発売予定で、PS3とXbox 360が7,800円、PS2が6,800円。


「ガンダム無双2」ブースの様子 ビグ・ザムに2丁のバズーカで挑むRX-78-2ガンダム アムロのνガンダムvsシャアのサザビー。宿命の対決も描かれる

 そして2008年10月から2ndシーズンがスタートした、ガンダムシリーズ最新作の「機動戦士ガンダム00」を題材にしたのが、ドラマティックアクション「機動戦士ガンダム00 ガンダムマイスターズ」だ。PS2をプラットフォームとした、3Dアクションタイプのゲームである。メインのミッションモードは、1stシーズンをベースにしたストーリーを追う内容。刹那・F・セイエイら、私設武装組織ソレスタル・ビーイングの4人のガンダムマイスターの1人となり、残りの3人からパートナーを選び、ミッションをクリアしていく。アニメでは語られなかったオリジナルストーリーが用意されているほか、オープニングとエンディングはサンライズ制作のオリジナルアニメとなっており、原作では描かれなかったエピソードも展開。

 また、ストーリーを追うミッションモードのほかにも2つのモードが用意されている。タイムアタックやスコアアタックに挑戦できたり、ガンダム以外のMSも操縦できたりするのがマイスターモード。2ndシーズンの主役機のダブルオーガンダムも登場するのがこのモード最大の特徴だ。バーサスモードは、画面を水平に2分割する形で、2人で対戦プレイできるという内容である。2008年10月16日(木)発売で、価格は6,800円。


「機動戦士ガンダム00」のブースのパネル 同ブースの様子。ビジネスデイ初日の開場早々だったため、まだお客さんはいなかった 同スクリーンショット。早くもダブルオーガンダムが登場

 ガンダム作品の最後は、「機動戦士ガンダム」から「機動戦士ガンダム00」まで、シリーズ16作品のガンダムが集結する、ソニー・PlayStation Portable(PSP)用チームバトルアクション「機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダム」。現在、アーケード版が稼働中の「VS.」シリーズ最新作だが、機体数を大幅に増やし、PSPならではの機能を活かしたモードを搭載した移植版である。

 特徴は、やはり宇宙世紀、コズミック・イラ、西暦などなど、さまざまな世界や、同じ世界でも時代の異なるガンダムとそのほかのMSが多数集結し、ゲームでしかあり得ないバトルが行なえること。要は、少年のアムロが搭乗するRX-78-2ガンダムと、少年の刹那が搭乗するガンダムエクシアが戦えてしまったりするのである。16作品の中には、ガンダムXやゴッドガンダム、∀ガンダムなど、異色の機体も揃っているのが大きな特徴だ。PSPならではのアドホックモードに対応で、マルチプレイは最大4人まで可能。プレイヤー2人組対CPUといった対戦も可能で、1人で遊んでよし、仲間と遊んでよしの1本となっている。2008年11月20日(木)発売予定で、価格は5,040円。


「機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダム」のブースのパネル 同ブースの様子(上のモニターは00の映像) 同スクリーンショット。RX-78-2ガンダム対ガンダムエクシアの対決

(C) 創通・サンライズ・毎日放送


 バンダイナムコゲームス最後のロボット系は、PSP用の3Dアクション「マクロスエースフロンティア」。マクロスもガンダムに負けず劣らず息の長いシリーズだが、そのシリーズ作品が集合したのが本作だ。

 収録されている作品は、第1作の「超時空要塞マクロス」、その劇場版の「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」、西暦2040年の惑星エデンでYF-19とYF-21の正式採用を巡るテストパイロットたちの愛と友情を描いた「マクロス プラス」、西暦2045年の巨大移民船団マクロス7を舞台に、一切武器を持たずに歌だけで戦場を駆け抜けるという前代未聞の主人公熱気バサラが活躍する「マクロス7」、そして西暦2059年、25番目の長距離移民船団マクロスフロンティアを舞台に新たな敵対生物バジュラとの戦いを描いた最新作「マクロスF(フロンティア)」の5作となっている。

 ゲーム内容は、4人のオリジナルパイロット(男女2人ずつ)から1人を選択し、オペレーターを3人の内から1人をから選んで、さまざまなミッションをクリアしていくというもの。一条輝から早乙女アルトまで、原作に登場するパイロットや歌姫、敵の指揮官など、20名以上のキャラクターが登場し、彼らと共闘したり、倒すべき敵として戦ったりすることになる。機体も、VF-1からVF-25まで40種類以上が登場。バルキリーだけでなく、モンスターやディフェンダーといったデストロイド、リガードなど敵の兵器、そしてマクロスも登場する。そのほか、アドホックモードにも対応しており、最大4人でのプレイも可能。2008年10月9日に発売を開始しており、価格は5,040円。


「マクロスエースフロンティア」のブース 「マクロスエースフロンティア」のスクリーンショット 同スクリーンショット。初代マクロスも登場する

(C) 1982,1984,1994,2002 ビックウエスト (C) 2007 ビックウエスト/マクロスF 製作委員会・MBS (C) 2008 NBGI


レベルファイブのロボット系は作品1点とゲームポータルサイト1点

 「ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君」の開発や、「レイトン教授」シリーズなどで知られるレベルファイブ。ロボット系の作品1点と、ロボットが関連する新構想ゲームポータルサイトを出展した。

 ロボット系の作品は、プラモクラフトRPG「ダンボール戦機」だ。西暦2050年、内側からも外側からも衝撃を80%も吸収してしまう強化ダンボールが発明され、物流に革命をもたらしていた。そんな強化ダンボールを使って作るのが、ホビー用小型戦闘ロボットLBX(Little Battler eXperience)だ。未来の子供たちの間では、LBXを操り、強化ダンボールの戦場でバトルを繰り広げる遊びが流行していた。その小さな戦士たちを「ダンボール戦機」と呼ぶという設定が、バックボーンだ。プレイヤーは思い思いのLBXをゲーム中で組み立て、ダンボールバトルに参加していくという内容。PSP用で2009年に発売予定。


「ダンボール戦機」のパネル ゲーム内で売られている「ダンボール戦機」の商品のイメージ

 そして新構想ポータルサイトだが、「ROID」という名称。レベルファイブとNTT DoCoMo、エンターブレインの3社によるコラボレーションで進められているプロジェクトである。ゲームマシンということだが、インターネット上の仮想のもの。PCと携帯電話から使用可能になるようだ。

 このROIDは、お掃除ロボット「Roomba」のような平べったい円柱状で、各部が分割して変形してヒューマノイド型になるというわけだ。このロボットがサイト内の案内人として、利用者を「未体験のゲームワールドへ導く」としている。コンセプトサイトのオープンが2008年10月28日(火)で、本格稼動は2009年を予定。


カプコンは懐かしの作品と対戦ものにロボットの姿

 次々と社会現象を起こす作品を送り出しているカプコン。1つ目はロボットというよりは、サイボーグが活躍する作品だ。1988年のファミコンソフト「ヒットラーの復活」の続編で、PS3とXbox 360、およびPC(Windows)で発売される新世代スウィングアクション「バイオニック コマンドー」

 さまざまな場所にワイヤーを引っかけ、スウィングして空中を移動しつつ戦うアクションもので、「ヒットラーの復活」は横スクロール型だったが、今回は3DでTPS(サード・パーソン・シューター:3人称視点の3Dアクションシューティング)となっている。主人公は、バイオニック技術で強化された前作の主人公ラットことネイサン・スペンサー。「ヒットラーの復活」の10年後が舞台だ。帝国軍を打ち倒したスペンサーだったが、政府に裏切られて無実の罪で投獄され、死刑を宣告されていた。しかし、処刑の当日にテロ組織がアメリカ連邦国(FSA:アメリカ合衆国崩壊後に樹立された連邦国家)のアセンション・シティで大量破壊兵器を爆破させたことから、状況が一変。防空システムもテロ組織の手に落ち、FSAは風前の灯火。そこで、白羽の矢が立ったのが、機械で身体を強化されたバイオニック・コマンドーだった。廃墟と化した街に潜入し、街を占拠したテロ組織を内部から攻撃するという作戦である。かくして、ワイヤーを発射するバイオニック・アームを持つスペンサーは、困難な任務に立ち向かうのであった。

 ゲームはどこにワイヤーをフックさせるかはプレイヤー次第で、自由にルートを選べるというのがポイント。テーマ曲を「アニソン界のアニキ」こと水木一郎氏が歌っているのも要注目だ。発売は2009年度初頭の予定で、価格は未定。


カプコンブース。いくつものゲームで行列ができていた バイオニック・アームから発射するワイヤーでフックして空中をスウィング 敵の中には巨大ヘビ型ロボットなども登場する模様

(C) CAPCOM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.


 もう1作は対戦格闘もので、その中に複数のロボットが出てくるというもの。「ヤッターマン」や「ガッチャマン」でお馴染みのタツノコプロとカプコンのコラボ作品で、Wii用のドリームタッグバトル「タツノコ VS. CAPCOM」がそれだ(アーケード版も今冬稼働予定で開発中)。

 タツノコキャラとカプコンキャラが対戦格闘で激突するというゲームで、タツノコのロボット系は、「新造人間キャシャーン」のキャシャーン、「黄金戦士ゴールドライタン」のゴールドライタン、一種のパワードスーツ系といえる「宇宙の騎士テッカマン」のテッカマン。カプコン系では、「ロスト プラネット」のヴァイタルスーツ(パワードスーツ)PTX-40A、「ロックマン」シリーズの中の「DASH」シリーズの主人公ロック・ヴォルナット(パワードスーツ系)といった辺りだ。Wii版は2008年12月11日(木)発売予定で、価格は7,340円。


カプコンキャラの代表、格闘家リュウをワシづかみにするゴールドライタン。デカすぎ パワードスーツ系のテッカマン対サイボーグ系のキャシャーンの激突

(C) タツノコプロ (C) CAPCOM CO., LTD. 2008, (C) CAPCOM U.S.A., INC. 2008 ALL RIGHTS RESERVED.


SCEはロボットが主役の作品とホラー系など

 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は、ロボットが主役の作品、またはロボット系の兵器などが登場する作品をいくつか出展していた。

 まずは、ロボットが主役の作品から。PSP用アクション「クランク&ラチェット マル秘ミッション☆イグニッション!」は、いつもはラチェットが主人公で、クランクはその相棒ロボなのだが、今回は逆。ラチェットが「無限の瞳」という宝石のドロボウとして投獄されてしまったため、プレーヤーはマル秘エージェント・クランクとなり、真相を究明すべく数々の銀河冒険スパイアクションに挑むことになる。

 ゲームモードはメインの「クランクミッション」、ラチェットとなって刑務所内のバトルアリーナで囚人たちを相手に戦う「ラチェットミッション」、敵に捕まってしまったクランクを救うべくガジェボットでさまざまな仕掛けを解いて救出する「ガジェボットミッション」が用意されている。ガジェボットもロボットである。発売は2008年11月20日(木)予定で、価格はUMD版(店頭販売)が4,980円、ダウンロード版が3,800円。


「クランク&ラチェット マル秘ミッション☆イグニッション!」。手前のロボがクランク 同スクリーンショット。かなり危険なミッションらしい

Clank and Ratchet is a trademark of Sony Computer Entertainment Inc. Developed by High Impact Games. (C) 2008 Sony Computer Entertainment America Inc. All Rights Reserved.


 続いて、ロボットがメインではないが、敵(と思われる)メカに四本足の巨大ロボット兵器が登場したり、敵がパワードスーツ風の装甲服を身にまとっていたりするのが、FPSシリーズの第2弾「レジスタンス 2」だ。PS3専用で発売。前作同様に、ロシアで発生し人類を襲い始めた異形の生命体「キメラ」との死闘が描かれる。

 プレイヤーが操る主人公は、前作同様にアメリカ陸軍軍曹だが謎の多い戦士ネイサン・ヘイル。さらに進化を遂げたキメラがアメリカへの侵略を開始したことから、今回はアメリカが舞台となる。ヘイルは、人間のキメラ化の要因と思われるキメラウィルスに冒されており、残された時間はおよそ19時間。謎のエイブラハム計画や特別部隊S.R.P.A(セルパ)など、新たな展開も。オンラインプレイも充実しており、コンシューマーでは現時点で最大人数と思われる同時60人による対戦を実現したほか、最大8人によるサブストーリーを楽しめる協力プレイも用意している。2008年11月13日(木)に発売予定で、価格は6,980円。


「レジスタンス 2」。実在する場所がゲームの舞台となっているのが特徴 不気味なキメラと呼ばれる化け物が敵だが、ロボット系兵器も登場する

RESISTANCE is a registered trademark of Sony Computer Entertainment Inc. Developed by Insomniac Games. (C) Sony Computer Entertainment America Inc.


ベゼスダ・ソフトワークスの非常に自由度の高いRPG

 ベゼスダ・ソフトワークスの最新作となるのが、米国の1950年代のイメージでの核戦争後の荒廃した世界を描いたRPG「Fallout 3」。PS3とXbox 360で発売され、もちろん完全日本語版だ。

 2077年に核戦争が勃発し、アメリカは焦土と化してしまった。200年後、核シェルターで逃げ延びた人たちの子孫が生活しており、その中の1人がプレイヤーというわけだ。しかし、突然理由もわからずに父親が核シェルターから出ていってしまい、未知の世界へと踏み出す。そこには放射能による人間や動物のミュータント、野獣などが闊歩する非常に危険な世界だった。世界は3Dのオープンワールドスタイルで構築されており、めまいがしそうなほど広大なマップを持つ。メインストーリーはあるが、それを絶対的に進める必要はなく、無数にあるサブクエストを達成するプレイ方法もありだし、同じサブクエストもどうクリアするかはプレイヤー次第となっている。現実の世界に匹敵するほど自由度が高い点が本作の特徴だ。

 ロボット的な要素は、まず主人公の着用するスーツがパワードスーツ系らしいという点(反動が大きく重量のあるガトリングガンを普通に扱っている様子から)。また、敵の中にはパワードスーツやロボットも出てくるようだ。2008年12月4日(木)発売予定で、価格は両機種とも7,980円。


「Fallout 3」。ミニガンをぶっ放す主人公。パワードスーツ? 敵の体の各部位を細かく狙えるゲームシステムを採用

Fallout(TM) 3 (C) 2008 Bethesda Softworks LLC, a ZeniMax Media company. Bethesda Softworks, Bethesda Game Studios, ZeniMax and related logos are registered trademarks or trademarks of ZeniMax Media Inc. in the U.S. and/or other countries. Fallout, Prepare for the Future and related logos are trademarks or registered trademarks of Bethesda Softworks LLC in The U.S. and/or other countries. All Rights Reserved.


携帯電話用ゲームにも複数ロボットものあり

 今年の傾向として、携帯電話端末用ゲームの出展数の大幅な増加というものがある。2008年冬発売予定のNTT DoCoMoとauの携帯電話端末の新機種が、ゲーム用のプラットフォームとしてはかなり機能が強力になるのがあるからだ。グラフィック的には携帯ゲーム機と比べると表示画面自体や画素数は小さいものの、その場に居合わせてのマルチプレイ(いわゆるアドホック・モード)の人数がPSPを上回るなど、部分的には携帯ゲーム機を越える機能も持つようだ。そのため、対戦機能を搭載したゲームが多い。

 まずバンダイネットワークスは、ファーストガンダムを扱った「機動戦士ガンダム ONLINE」をNTT DoCoMo用に配信予定。多人数参加型の対戦アクションで、プレイヤーは好きなMSを操って、フィールド上のほかのプレイヤーの機体を撃破して得点を稼いでいくというもの。制限時間内に何点獲得したかで、順位が決まる。最大対戦人数は8人を予定している。来春配信予定で、月額は未定。

 セガは「電脳戦機バーチャロン」をNTT DoCoMo用に開発中だ。かつてアーケードやコンシューマーで人気を博したタイトルの移植である。それぞれ特性の異なる8体のヴァーチャロイドから1体を選び、残りの7体と戦って頂点を目指すという、ロボット対戦アクションだ。インターネットランキングなども用意される模様。月額315円。

 また、東京ゲームショウ版ではプレーできなかったが、極力コンシューマー版を再現するというのが、カプコンの「ロスト プラネット」。主人公のウェインを操って銃撃戦を楽しめる対戦モードのみプレーできたが、正式配信版では、ヴァイタルスーツも登場する模様だ。

 auでは、「機動戦士ガンダム 3D VS EDITION」を出展していた。タイトルの通り、3Dで描写されたファーストガンダムの好きなMSを操って、ほかのユーザーと対戦できるという内容のようだ。


「機動戦士ガンダム ONLINE」のブース 「電脳戦機バーチャロン」のスクリーンショット

「ロスト プラネット」の画面撮影をしたもの 「機動戦士ガンダム 3D VS EDITION」のブースの様子

(C) SEGA CHARACTER DESIGN:KATOKI HAJIME


 今年は「アーマード・コア」(フロムソフトウェア)や「フロントミッション」(スクウェア・エニックス)など、リアルで無骨な系統の人型戦闘兵器が活躍する、Robot Watch読者好みの作品はなく、少々寂しい限り。しかしあちこちの作品に意外とリアルなロボットが出てくるので、ぜひ興味を持ったら今回紹介した作品のいくつかを手に取ってみてほしい。


URL
  東京ゲームショウ2008
  http://tgs.cesa.or.jp/


( デイビー日高 )
2008/10/15 19:43

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