「ROBO_JAPAN 2008」開幕レポート【オープニングステージ編】

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「ROBO_JAPAN 2008」開幕レポート
【オープニングステージ編】

会期：10月11日(土)～13日(月)(10:00～18:00、最終日のみ17:00まで)
会場：パシフィコ横浜
入場料：大人1,500円、中高生1,000円、小学生600円、未就学児童は無料

　10月11日(土)～13日(月)の日程で、パシフィコ横浜にてパートナーロボットを集めたロボット博覧会「ROBO_JAPAN 2008」が開催される。主催はROBO_JAPAN 2008実行委員会。参加団体は29企業、7大学・専門学校、7団体。一般初公開を含むロボットや関連サービスが紹介される。前日の10日にはプレスと関係者向けの内覧会とステージデモが行なわれた。その様子をレポートする。

● オープニングステージ

　オープニングステージデモには本田技研工業株式会社の「ASIMO」や三菱重工業の「wakamaru」などと一緒に、「『ロボアナ』を命じられた」フジテレビアナウンサーの生野陽子アナ、タレントで「ROBO_JAPAN 2008」応援団長となったお笑い芸人の狩野英孝氏らが登場。狩野氏の新作のギャグも披露された。

　まず最初に千葉工業大学未来ロボティクス学科の米田完教授らによる四足歩行ロボットHYPERION(ハイぺリオン)が登場。HYPERIONは軽量で重量物を運ぶことを目指したロボットで、可搬重量はおおよそ60kg。ステージでは米田教授が実際にHYEPRIONに乗って移動してみせた。移動速度は15秒間で90cm。Hyperionの足は平行移動するだけで鉛直には動かない。胴体をひねることで脚そのものを上げ下げすることで前進する。この機構によって脚部モーターに負荷がかからないようになっている。

　続けて登場したのは三菱重工業のwakamaru。旭光電機のフレキシブル・センサ・チューブ(FST)を使ったマスタースレイブウェアラブルコントローラースーツと一緒にステージに出てきて、将来は遠隔地に住んでいるおじいさんの肩を、孫がロボット経由でたたいてあげるといったこともやりたいとデモをした。


フジテレビ生野陽子アナと芸人の狩野英孝氏	【動画】千葉工大・米田完教授と四足歩行ロボットHYPERION	【動画】HYPERIONの動き


【動画】三菱重工業「wakamaru」	【動画】FSTを使ったマスタースレーブシステムでアームを操る様子	【動画】狩野英孝のギャグ「僕イケメン!」の決めポーズを披露

　次に登場したのはロボットクリエイターとして知られる高橋智隆氏。高橋氏が製作した「クロイノ」、女性型ロボット「FT」、そして最近は乾電池のCMでもお馴染みの「EVOLTA」をデモしながら紹介した。メディアに登場することの多い高橋氏だが、特に女性型ロボットの「FT」は、有名ファッション雑誌「ヴォーグ」に、同じく有名ブランド・グッチのバッグとともに掲載されるなど、女性型ということでこれまでと違った受け止められ方をしたという。

　グランドキャニオンを登るというテレビCMの撮影で、EVOLTAは530mの距離を6時間以上かけて登ったそうだ。また高橋氏新作のロボットに「構想2年をかけた」と述べたのに対して、狩野英孝氏も「2年間あたためた」というネタを披露。これからもっと完成度を高めるとオチをつけた。


【動画】クロイノの動き	【動画】EVOLTAの動き	【動画】縦にしたり横にしたりしても登る


垂直に近いロープでも登り続けるEVOLTAに大喜びの狩野英孝	女性型ロボFTのモデルポーズに司会のフジテレビアナ生野氏も一緒にポーズ	【動画】狩野英孝が「新作ギャグ」を披露

　最後に、ASIMOのデモが行なわれて、オープニングステージはおひらきとなった。ASIMOのデモは国立科学博物館で開催された「大ロボット博」で行なわれたものとほぼ同じものだ。ASIMOのステージは会期中に1日6回(最終日は1日5回)行なわれる予定だ。そのほかのステージイベントスケジュールもオフィシャルサイトで公開されているのでそちらをチェックしてほしい。


【動画】ASIMO登場。デモは「大ロボット博」と基本的に同じ	【動画】ボールを蹴るASIMO	【動画】ダンス


【動画】ビデオの人とは残念ながら合ってない	【動画】「やったー」のポーズ


【動画】トレイ運搬	【動画】走るASIMO

■URL
　 ROBO_JAPAN 2008
　 http://www.robo-japan.jp/robo/

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～10月11日～13日の3連休にパシフィコ横浜で（2008/09/25）

（森山和道）
2008/10/10 23:05

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