ヴイストン株式会社は10日、ロボット用サーボモータ「VS-SV3300」の発売を開始した。日本遠隔制御株式会社(JR PROPO)の協力を得て開発されたもの。販売は受注生産のみとなり、価格は136,500円。セット価格は、2個セットが198,660円(1個あたり99,330円)、4個セット388,080円(同97,020円)、10個セット945,000円(同94,500円)。
トルク327kg・cmのサーボモータで、同社の「V-SERVO」シリーズ最上位機種。ロボカップ2008ジャパンオープンのヒューマノイドリーグ・TeenSizeに出場し優勝した「Vstone Tichno R」や、それをベースとしたプラットフォームロボット「Vstone Tichno」にも使用され、大型二足歩行ロボットの制御に最適としている。
モータはMaxon製ブラシレスモータを採用。ヴイストン独自の「LVSerialコマンド方式通信」により、最大63個までのバス接続ができる。また、位置、電圧、温度、制御出力などの情報をフィードバック可能なほか、PID制御パラメータ、デッドバンド幅など細かな動作パラメータを動作中でも変更が可能になっている。また、Robovie-Xなどに搭載されているCPUボード「VS-RC003HV」からの制御にも対応し、RobovieMaker2によるモーション作成も可能。ただし、LVSerialコマンド方式通信には制限がある。
そのほかの主な仕様は、本体サイズ45×93×76mm(幅×奥行き×高さ)、重量350g。スピード0.255sec/60°、最大動作角330°、動作電圧10V~18V。アルミ製サーボホーンが付属する。
■URL
ヴイストン
http://www.vstone.co.jp/
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( 清宮信志 )
2008/07/10 15:13
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