NECは7日、名刺サイズの「組込み用小型音声対話モジュール」を発表、同モジュールを組み込んだ「PaPeRo-mini」も同時に発表された。
1つのモジュールで音声認識・音声合成、シナリオ制御、顔認識、CG表示などの機能を可能にしたもの。サイズは55×100×32mmと小型で、低消費電力を特徴とする。CPUはARM9 192MHz×3、DSPはSPX-K6 192MHz×1。同モジュールを使用することで、音声インターフェイスを使用する機器の開発が容易になるとしている。
PaPeRo-miniは同モジュールをメインプロセッサとして使用した試作ロボット。本体サイズは、従来のPaPeRoの248×245×385mm(幅×奥行き×高さ)、重量5kgに比べて、179×170×250mm(同)、重量約2.5kgと、小型軽量化された。
PaPeRo-miniは5月10日~12日まで秋田県・秋田拠点センターで開催される「ROBOMEC 2007」で公開される予定。
また、今回開発されたモジュールは、独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)「21世紀ロボットチャレンジプログラム」「次世代ロボット共通基盤開発プロジェクト」の委託事業として開発されたもので、本年度中に独立行政法人 産業技術総合研究所、株式会社安川電機、三菱重工株式会社、東京工業大学/首都大学東京、NECの計5台のロボットに搭載されるという。
■URL
NEC
http://www.nec.co.jp/
ニュースリリース
http://www.nec.co.jp/press/ja/0705/0702.html#chu1
ROBOMEC 2007
http://www.jsme.or.jp/rmd/robomec2007/index_j.htm
( 清宮信志 )
2007/05/08 14:27
- ページの先頭へ-
|