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親子で参加、親子で応援。さぬきこどもの国「ロボットフェスティバル」


 8月20日、香川県の高松空港に隣接する大型児童館「さぬきこどもの国」において、「ロボットフェスティバル」が開催された。

 会場では四国・関西を中心に遠くは関東からホビーストが集まり、個人製作の28体のロボットがデモンストレーションを披露し、バトルで優勝を争った。

 共催している「RoboCountry-IV」は、四国にロボット競技会を立ち上げることを目標に設立した二足歩行ロボット有志の会。将来を担うこどもたちにロボットを身近に感じてもらい、いっしょに考えたいと、こどもたちの心にメッセージを届けるために、昨年8月、「さぬきこどもの国」でロボットフェスティバルを実施した。それが好評を博し、今回で3回目の開催となった。

 今回の目玉は、世界初の二足歩行ロボット劇団「マジマシーン」の公演。巫女型ロボットなど個性的なキャラクターの6体が、劇団オリジナルの「アマテラスと鬼ケ島」を上演した。

 劇団は、京阪神のロボット愛好家が中心となり昨年10月に発足。劇団代表の岩気裕司さんは、「二足歩行ロボットの楽しみが、バトルに偏り過ぎている気がする。ロボットにはもっといろいろな楽しみ方があっていい。ロボット劇がひとつの提案になれば嬉しい」と話していた。

 メインイベントのバトル大会は、午前中に出場ロボットのデモンストレーションを行なった後、3分1ラウンドによるトーナメント戦で行なわれた。

 本大会は、初心者も参加できるよう、ロボットに関する規定はゆるい。有線ロボットはもちろん、市販の玩具を改造した二足歩行ロボットも出場していた。

 とはいうものの、参加者の大半はROBO-ONEに出場しているパワーユーザー達だ。見応えのある試合が多かった。

 なかでも山口さんが2年がかりで製作した「鬼丸II」は、大きなボディと俊敏な動きで場内を沸かせ勝ち進んだ。四国勢の初優勝なるか? と期待されたが、惜しくも決勝戦で、前回の覇者「KINGKIZER」に敗れた。優勝したKINGKIZERのオペレーター健太君(10歳)は、「準々決勝で鬼丸に負けた弟の敵が討てて、嬉しかった」と語る。

 バトルには参加しなかったが、香川県立高松工業高校他、3校の高校生によるロボット研究開発の発表もあった。

 2階の研修室では、香川県大学工学部 石原秀則助教授による「マイクロロボット製作教室」も開催。小学3年生以上を対象に50名が参加し、携帯電話のバイブレーター用モーターを使用した2.5cm角のマイクロロボットを2時間で製作した。

 ロボットができあがった子どもは、その場で土俵の上で対戦し、自分のロボットの性能をチェックしていた。

 その他にも、館内の各コーナーにて、PINOやロボザウルスといったロボットとのふれあいコーナーや、科学玩具を作るワークショップなどがあり親子連れが夏休みの1日を楽しんでいた。

 さぬきこどもの国では、来年も8月にロボットフェスティバルを開催する。初心者でも気軽に参加でき、ホビースト同士の交流だけではなく、子ども達の声援の中でロボットを披露できることが、このイベントの大きな特長だ。次回、より多くの参加者でさらに盛り上がることを期待する。


劇団マジマシーン。「アマテラスの鬼退治」クライマックスシーン 【動画】子ども達の歓声の中、熱戦を繰り広げるKINGKIZER JrVS 鬼丸II 応援していたロボットがバトルに勝つと、子どもたちは大喜び

マスタースレーブでロボットを操縦する丸ファミリー(左)と、コスプレオペレーターのProject MAGI バトル出場ロボットとオペレーター ロボットふれあいコーナーの「ロボザウルス」と「ロボパピィ」

高知県立高知工業高校 情報技術部によるロボット発表 マイクロロボットを製作教室

完成したマイクロロボットで早速、対戦。石原助教授が子どもたちに改造のアドバイスをする ロボットふれあいタイムでは、ホビーストが製作したロボットを子ども達が操縦するチャンスもある

URL
  さぬきこどもの国
  http://www.sanuki.or.jp/

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さぬきこどもの国「ロボットフェスティバル」が20日に開催(2006/08/11)


( 三月兎 )
2006/08/21 21:07

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