新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)、産業技術総合研究所、日本ロボット工業会の3者は14日、ロボット用RTミドルウエア(RTミドルウエア)が、国際標準仕様として承認されたと発表した。12月12日より米国バーリンゲームで開催されていたソフトウエア技術の国際標準化団体「OMG(Object Management Group)」理事会で承認されたもの。
RTミドルウエアは、ロボットシステムの機能要素(センサ、サーボ、モータ等)の通信インタフェイスを標準化し、ユーザーニーズに合わせた新しいロボットシステムを容易に構築するための基盤技術。標準化によって開発効率の向上やコスト削減が実現されることで、日常生活で使用可能なロボットが手頃な価格で販売可能になることが期待されるという。
今後は2008年2月頃に正式な標準仕様が発行されるのに合わせ、今回の標準仕様を盛り込んだ「RTミドルウエアOpenRTM-aist-1.0.0」を公開する予定。
■URL
NEDO技術開発機構
http://www.nedo.go.jp/
ニュースリリース
http://www.nedo.go.jp/informations/press/181006_1/181006_1.html
産業技術総合研究所
http://www.aist.go.jp/
ニュースリリース
http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2007/pr20071214/pr20071214.html
日本ロボット工業会
http://www.jara.jp/
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( 清宮信志 )
2007/12/17 17:11
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