【やじうまRobot Watch】

お台場「ガンダム」が完成間近!


建設中の「ガンダム」像

 お台場にある「東京都立 潮風公園(東京都品川区東八潮一・二番)」で建設中の18mの「ガンダム」立像が完成間近だ。公園内では「ガンダム」が既に上半身と下半身が合体した雄姿を見せており、多くの人がフェンスの外の芝生から見上げていた。

 この「ガンダム」像は株式会社バンダイナムコホールディングスが1979年の放送以来、今年で30周年を迎えるアニメーション作品「機動戦士ガンダム」を記念した『機動戦士ガンダム30周年プロジェクト』の一環として作成しているもの。骨格は鉄骨、外装はFRPで、重さはおおよそ35t。乃村工藝社が制作した。完成したあかつきには、頭部は上下左右に可動、夜間はライトアップされ、足首や背面ランドセル部分など合計14箇所からミストを噴射、さらに両眼カメラ部のほか肩、膝など全身50箇所で警告灯が発光する予定だ。展示期間は7月11日~8月31日。無料で公開される。2カ月間での動員目標は150万人~200万人。

「ガンダム」の姿フェンス越しでもその姿は感動もの多くの人が「ガンダム」を見るなり笑顔で感嘆の声をあげていた
芝生の公園内に立つ「ガンダム」像
海側からガンダムを見たところ
正面から
後ろ姿
横から
ガンダムの頭部頭部は左右や上を向くことができる【動画】頭部を動かしているところ
バストアップ
頭部のアップ
上半身上半身を斜め下からコクピット周り
ボディ側面排気口のアップ。完成時はここからミストが噴射される
腰部
足周りのディティール膝関節部分を横から
膝関節とふくらはぎ部分を後ろから膝部分のマーキング
左腕
右手首
右肩
左肩
肩のディティール
バックパック
ノズル部分をアップでなお「GREEN TOKYOガンダムプロジェクト」とは『機動戦士ガンダム』というコンテンツを通じてイベント収益の一部を「緑の東京募金」へ還元、「緑あふれる都市東京の再生」と東京発の文化発信を目的としたプロジェクト

 完成間近の「ガンダム」はかなりマッシブで、肉眼で実際に間近で見ると、量感たっぷりだ。特に現在はまだ制作途中なのでクレーン上で作業中の人の姿も入り込み、見ているこちらの脳内ではまさに「整備中のガンダム」の姿そのものに変換されてしまった。また「潮風公園」はもともと散歩などに向いた良い雰囲気の公園だ。記者が訪問した日も、明らかに「ガンダム」ファンと思われる人たちの他にも多くの家族連れやカップルなどが公園を訪れ、芝生に寝転がったりキャッチボールや犬の散歩をしながら、思い思いに「ガンダム」の姿を堪能していた。筆者はいわゆる「ファーストガンダム」世代からはかなり遠いはずのごくごく小さい子が「どうしてガンダムがここに立ってるのー?」と叫んでいたことに、改めて「ガンダム」の浸透度の深さと広さを実感した。

 多くの人が公園で見学していたが、なにしろもともとのモノが大きく、かつ公園が芝生に覆われているため、人々は公園全体に散らばり、それぞれ「公園に立つガンダム」の雰囲気を楽しんでいたようだ。完成の日が待ち遠しい。

 なお「ガンダム」立像の姿は、お台場を走る「ゆりかもめ」の中、ならびに「台場」と「船の科学館」駅それぞれのホームからも見ることができる。林の中からぬっと巨大な上半身を突き出した姿はまさに本物を想像させて、まるでSFだ。これもまた楽しいので、今年の夏は機会があれば是非この風景を見に来てほしい。

「船の科学館」駅から「台場」駅までの区間のゆりかもめ内から見えてくるガンダム
「船の科学館」駅から実写版ガンダムでも観ているようだ
「台場」駅ホームから見えるガンダム(中央)あれが連邦の白い奴か!

(C)創通・サンライズ



(森山和道)

2009/6/15 17:52