ZMPとセグウェイ、教育・研究用ロボットプラットフォームの分野で協業


セグウェイジャパンの走行ロボット開発支援プラットフォームRMP200。ZMPからも販売されることとなる

 株式会社ゼットエムピー(ZMP)は9月16日、セグウェイジャパンと教育・研究用ロボットプラットフォームの分野で協業すると発表した。この協業により、両社製品の相互販売のほか、新製品、新アプリケーションの開発を共同で行ない、マーケットの拡大およびロボット産業の底上げを目指す。

 ZMPは現在、人型二足歩行ロボット「nuvo」や音楽ロボット「miuro」のほか、教育・研究機関に向けた研究用プラットフォーム「ZMP e-nuvo シリーズ」などを展開している。今回の協業で、セグウェイジャパンが持つパーソナル・トランスポーター(PT)シリーズに加え、走行ロボット開発支援プラットフォーム「RMP(Robotic Mobility Platform)シリーズ」と「BlackShip」を扱うことになり、特に大学や研究機関に対する営業力やマーケティング力、新製品および新アプリケーションの開発によるソリューション提案力の強化が図れるとしている。

 今後は、マニピュレータ、多関節ロボット、画像処理ユニット、センサー技術などをRMPに搭載することで新たな付加価値をつけ、システムとしての受託開発を行っていくという。

 今後は、ZMPでセグウェイジャパンのRMPとBlackShipを、またセグウェイジャパンではZMPのRoboCarおよびe-nuvoシリーズを、それぞれの販売網を通じて販売していくとしている。



(小林 隆)

2009/9/16 18:50