インタロボット、自社開発ロボットの長期レンタルプログラムを開始


 インタロボット株式会社は10日、同社が開発した既存ロボットの長期レンタルプログラムを開始した。レンタル期間は1年から。価格は公開されていないが、新規製作時に比べて、およそ1/3程度で利用可能としている。

 同社では、これまで各種コミュニケーションロボットの受注・生産を行なってきたが、新規で製作する場合、コストがかかるため一部施設でしか導入ができなかった。しかし今回、対話型システムのミドルウェア「インタトーク」を新たに開発したことで、安価にアプリケーションソフトウェアの開発が可能になった。また、同社開発ロボットの信頼性が向上し、故障発生時のリスクが限定できたことにより、同プログラムが実現できたという。

 なお、故障発生時には費用を同社が受け持つため、使用者側はレンタル後に余分な費用を持つ必要がない。また外観及びアプリケーションソフトウェア、コンテンツのカスタマイズが可能なため、ユーザーの様々な要望に応えることができる。

 レンタルが可能なロボットは「タッチパネルロボット」「司会(案内)ロボット ロボトーク」「ティッシュ配りロボット」「セディア(近未来タイプ)」「YSK-01」「MARIA:マリア」の6台。貸出可能台数はロボットによって異なり2~5台。

タッチパネルロボット
セディア(近未来タイプ)
YSK-01

(小林 隆)

2009/6/10 18:53