アールティ、着ぐるみ着用型ロボット「RIC」を発表

~26日から開催の「富山ロボットフェスティバル」で“ネコ店長”展示


 株式会社アールティは、着ぐるみを着用させることを前提に開発した二足歩行ロボット「RIC(リック)」を発表、24日より受注を開始した。

 身長1.2m、重量7kgのロボット。これに着ぐるみを着せてイベントなどでパフォーマンスをさせることを目的としたもの。1m~1.3mの着ぐるみは、人間が中に入って演技をすることが困難なため、ロボットに着ぐるみを着せ、パフォーマンスをさせようというコンセプトで開発された。価格は無線操縦式のベースロボットで200万円から。レンタルプランなども用意される。

 着ぐるみを装着しやすいよう、胴体を細めに設定、肩もなるべく張り出さない仕様とし、着ぐるみの外形を崩さないようデザインされた。重量についても、着ぐるみを装着した状態で10~12kgと、イベント会場などで持ち運びが可能になるよう配慮したという。

 無線による操作だけでなく、PC経由で発話なども可能にするタイプなど、さまざまなタイプのロボットを製作可能。動作時間は約30~40分。

 また、9月26日(土)、27日(日)に富山県で開催される「富山ロボットフェスティバル」の同社ブースでは、漫画家・たかはしさなえ氏がデザインした着ぐるみを着せた「ネコ店長」が展示される。ネコ店長は初代アールティ秋葉原ショールームのロボット店長として採用されたキャラクターで、今回が一般への初めての展示となるという。

アールティの着ぐるみ用ロボット「RIC」漫画家・たかはしさなえ氏デザインの「ネコ店長」


(清宮信志)

2009/9/24 20:28