クラフトハウス、ロボット用ハンドユニット「メリッサハンド タイプ1」を発売

~「ゴッドハンド」の受注生産も


ロボット用ハンドユニット「メリッサハンド タイプ1」

 クラフトハウス株式会社は、ロボット用ハンドユニット「メリッサハンド タイプ1」を9月9日より発売を開始する。価格は63,000円。

 6月に開催した「第5回KHRアニバーサリー」会場で公開された、ホビーロボットビルダー・吉村浩一氏製作のロボットハンド「ゴッドハンド」をベースに、量産化したモデル。量産化にあたり若干大型化されたが、強度、実用性が向上したという。5本の指を備えるハンドユニットで、ピンポン玉や軽量物、棒状のオブジェクトをつかむことができる。本体サイズは60×42×80mm(幅×奥行き×高さ)で、全高50cm前後の二足歩行ロボットに最適なサイズとしている。

 ハンドユニットは完成品で、指を可動させるためのナイロンストラップを調整するだけで使用できる。また、サーボモーターは別売で、近藤科学「KRS-4014SHV」(左右各1個)の使用が推奨されている。

 メリッサ タイプ1で使用されている指パーツの単体販売もされる。中指と薬指に使用されているタイプのもので、価格は5,250円。

ゴッドハンドをベースに量産モデルとして開発された装着例
単体発売される「指パーツ」【動画】メリッサハンド タイプ1で、ボールをつかむ

 また、量産不能とされていた吉村氏製作の「ゴッドハンド」の受注生産も開始される。納期は1カ月だが、1つ1つが吉村氏の手作りによるものとなる。価格は189,000円。本体サイズは45×38×62mm(同)。推奨サーボは近藤科学「KRS-4013HV」または「KRS-4014SHV」(いずれも別売)。

吉村氏のオーダーメイドとなる「ゴッドハンド」
メリッサハンド タイプ1(左)との比較【動画】「ゴッドハンド」を搭載したメリッサ・ヘカトンケイル ゴッドハンドレボリューション


(清宮信志)

2009/9/8 17:01