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ALSOK、商業施設向けの自律走行型案内ロボット「An9-PR」発表

〜費用は月額20万円台から、導入第一弾は浜松科学館に


「An9-PR」と、開発担当の菅原雄介氏(同社開発企画部)

 綜合警備保障(ALSOK)は7月29日、案内・広告・警備などの機能を備えた屋内向けロボット「An9-PR(アンナインピーアール)」を発表した。今年3月に発表した「An9-RR」と同じく、同社としては9世代目となるロボット。「An9(アンナイン)」は「案内」の造語、「PR」は「Public Relations(広告)」の略だ。

 同社は2006年に、警備ロボット「リボーグQ」を発表した。このロボットには案内機能も搭載されていたのだが、実際の導入先では、なんとおよそ半数において、案内が主目的だったという。案内に対するニーズが非常に高いことが分かり、An9シリーズの開発がスタートした。

リボーグQは警備ロボットだが、案内用途も多かった 今後、警備機能を強化したロボットも出す予定とか こちらは「An9-RR」。受付業務に特化したロボットだ

 今回のAn9-PRは、商業施設などにおける案内・広告業務が主目的となる。本体には、19インチタッチパネル(前面)、12インチモニター×2(後方)、電光掲示板などの表示デバイスが備えられており、ここに、施設の案内、コマーシャルなどを流すことができる。表示する内容は、ロボットの現在地や時刻などによって、切り替えることも可能だ。本体サイズは899×999×1,564mm(幅×奥行き×高さ)、重量は200kg。

 ロボットのハンド部には、FeliCa機能も搭載。店舗のクーポンなどを、来場者の携帯電話に転送することもできる。カメラによる顔認識機能も搭載しているので、クーポンをプリクラ風にしてしまうことも可能だ。こういったエンターテイメント向けの機能については、順次追加していくという。

発表会には、同社に所属する吉田沙保里選手、塚田真希選手も出席 吉田選手が大好きな焼肉屋の案内を出して、携帯電話をかざすと…… 焼肉屋への道順が携帯電話に表示された
2人で並んでプリクラ風クーポンの撮影 こちらも携帯電話に転送できる 広告の表示内容はPCから簡単に設定できる

 An9-PRは、自律的な走行が可能となっている。あらかじめマップを持っており、オドメーター、ジャイロ、天井カメラなどの情報を利用して、自己位置を同定する。走行速度は最大4km/h。連続1時間の走行が可能で、自動で充電ステーションに戻って充電する機能もある。

 人混みの中で活動することも考えられることから、安全面には配慮。レーザーレンジファインダ(前後各1)、超音波センサー、人感センサー、近距離センサー、接触センサー(バンパー部)などを組み合わせ、歩行者への接触を防ぐようにした。万が一、接触しても大丈夫なように、ボディは硬質スポンジで覆われている。

前面の下部にはレーザーレンジファインダ バンパーは接触センサーになっている 頭頂部にはパンチルト可能なカメラを搭載
その後方には天井カメラが埋め込まれている 背面にもモニターが2つ搭載されている 下部にはバッテリ充電用の端子が出ている

 販売価格は、標準セット(An9-PR本体、充電装置、監視PC)が1,043万6千円(税別、以下も)、5年分の保守費が390万円。リース利用も可能で、こちらの場合、月額は22万2,300円(5年リースの場合)。これに別途、保守費が月額65,000円必要となる。すでに浜松科学館での採用が決まっているとのことだ。



(大塚 実)

2009/7/29 18:52

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