「2009ロボスクエアサマーチャレンジ」開幕

~初日にはASIMOのパフォーマンスショーも


 福岡市早良区百道浜のTNC放送会館内にあるロボスクエアで、夏休みのイベント「2009ロボスクエアサマーチャレンジ」が始まり、初日の7月18日(土)にはホンダの二足歩行ロボットASIMOによるパフォーマンスショーが行なわれた。

 「2009ロボスクエアサマーチャレンジ」はロボスクエアの夏休みイベントで、7月18日(土)~8月31日(月)まで行なわれる。毎日のようにロボット工作教室が行なわれるほか、期間中には日曜を中心としてロボットイベントが開催され、ロボスクエアは子供たちでにぎわう。

 また7月20日(月)はロボスクエアの開館記念日で(TNC放送会館に移転してのリニューアル・オープンも7月20日だった)、それを記念する意味もあり、ロボスクエアでは毎年夏休みに入る7月20日前後には大きなイベントを実施している。

 今年は7月18日にはASIMOパフォーマンスショー、19日には「AIBO 10th Aniversary」、20日には「YOKAロボまつり9」が行なわれた。その中の最大の目玉が初日の18日に行なわれたASIMOパフォーマンスショーだ。

ロボスクエアの入っているTNC放送会館パヴェリアTNC放送会館ではイベントが行なわれていたASIMOのパフォーマンスショーを見に集まった人たち
「2009ロボスクエアサマーチャレンジ」のチラシASIMOのパフォーマンスショー会場。左側の机はトレイを置くためのもの

数多くの観客が集まったASIMOパフォーマンスショー

 ホンダの二足歩行ロボットASIMOは、開館当時からロボスクエアに何度も登場しているが、ASIMOがロボスクエアに登場するのは2年ぶりになる。

 当日はTNC放送会館で夏のイベントが行なわれており、それに合わせての登場となったようだが、今年の3月に北九州市で開催された「ロボティクスTOWN小倉」にASIMOが登場して多くの観客を集めたことも影響しているようだ。

 当日TNC放送会館で夏のイベントが実施されていたこともあってか、ASIMOのショーが行なわれている時間帯は、ロボスクエアは文字通り人で埋め尽くされていた。

 初めてASIMOを見る子供たちも多かったようで、ASIMOのなめらかで素早い動きに歓声を上げていた。

 ショーは科学館向けのプログラムで4回行なわれ、「ASIMOがやってきた未来の家庭」というテーマでショーは進められた。

 まずは男の子のサッカーの練習を手伝うという設定で、サッカーボールのシュートを披露。続いて女の子のダンスの練習のお手伝いで、ダンスモーションを習得し、母親からのお願いで、紙コップの入ったトレイを机の上に置いたり、父親が忘れた鍵を走って持っていったりと大活躍するパフォーマンスを披露した。

 ロボスクエアには2年ぶりの登場となるが、やはりASIMOの運動性能と人気は高く、それを十分に見せたパフォーマンスショーとなった。

ASIMO登場【動画】姿を見せたASIMO観客に手を振るASIMO
男の子からのメッセージを見るASIMOASIMOのシュートダンスを覚えようとするASIMO
ASIMOのダンス。後ろの動画と同調させている【動画】踊るASIMOお母さんのお願いでトレイを運ぶ
【動画】トレイを置くASIMOトレイを置いた瞬間お手伝いを成功させたASIMOのポーズ
鍵を持ってお父さんの所に走ろうとするASIMO。ただし、鍵は実際には持っていない【動画】観客が一番どよめいたASIMOのダッシュ

 また「2009ロボスクエアサマーチャレンジ」の期間中、7月25日(土)には「植物型ロボット『himawari prototype』セミナー」、8月9日(日)にはROBO-CUPジュニアチャレンジの「第13回ロボチャレンジ大会」、8月23日(日)には「YOKAロボまつり9ロボットバトル大会」、8月30日(日)には「第10回国際宇宙ロボット(火星ローバー)コンテスト」が行なわれることになっている。



(大林憲司)

2009/7/21 14:00