日本ロボット学会、第51回シンポジウム「ロボットの作り方2009」を6月に開催

~参加者が製作した関節をつなげて“ヘビロボット”を製作


講演で製作する関節ロボットをつなげたヘビロボット

 社団法人日本ロボット学会は、第51回シンポジウム「ロボットの作り方2009」を6月5日(金)、6日(土)の2日間開催する。会場は東京工業大学 大岡山キャンパス。

 例年行なわれるロボット工作講習会で、1日目はロボットに関する座学を実施。ロボットの機構設計のコツとその実例、ロボット用モーター制御の基礎や制御システムについてなど、ロボット製作の基本となる知識を学ぶ。2日目はロボットの製作実習となり、参加者が1人1台ずつヘビロボットの関節を1つ製作。最後に参加者が作った関節をすべてつなぎ合わせ、巨大なヘビロボットを完成させる。

 製作するヘビロボットの関節は、単体で電源を内蔵した完全自立タイプのもの。ロボット同士で通信して動くのではなく、前節の関節角をアナログで測定することで、自節を動かすというもの。このため、多数の関節ロボットを接続できるという。

 対象は研究室配属になったばかりの学部生や企業の新人などを想定して行なわれるが、各種ロボコンへ参加している高専学生などでも理解できる内容になっている。なお、2日目に参加するには、Windows 2000/XP/Vistaが動作するノートPC(要シリアルポートまたはUSB-シリアル変換ケーブル)を持参する必要がある。

 定員は1日目が70名、2日日が45名。参加費はロボット学会会員/協賛学会員が12,600円(2日間)、8,400円(いずれか1日)、学生(一律)が6,300円(2日間)、4,200円(いずれか1日)、会員外が18,900円(2日間)、12,600円(いずれか1日)が必要になるほか実習キット代5,000円が必要。製作したロボットは持ち帰りできる。


(清宮信志)

2009/5/20 15:30