「ロボカップジャパンオープン2009大阪」、5月8日~10日に開催

~二足歩行ロボット格闘競技会「ロボファイト9」も同時開催


 ロボカップジャパンオープン2009大阪開催委員会は、5月8日(金)~10日(日)に「ロボカップジャパンオープン2009大阪」を開催する。会場は京セラドーム大阪で、時間は10:00~18:00(10日のみ16:30まで)。入場料は前売り券で大人800円(当日券1,000円)、中学生以下無料。

 ロボカップは、「西暦2050年、サッカーの世界チャンピオンチームに勝てる、自律型ロボットのチームを作る」という目標を掲げ、人工知能やロボット工学などの研究を推進し、様々な分野の基礎技術として波及させることを目的にしている国際的なプロジェクト。

 ロボカップの競技種目は4つ。1つ目の「ロボカップサッカー」はヒューマノイド、四足歩行、車輪型の自律移動ロボットによるサッカー競技。「シミュレーションリーグ」「小型ロボットリーグ」「中型ロボットリーグ」「4足ロボットリーグ」「ヒューマノイドリーグ」の5リーグが用意される。

 2つ目は「ロボカップレスキュー」。大規模な災害時における、災害現場の救助に役立つロボット開発を目的とした「レスキューロボットリーグ」、救助戦略などの発展を狙う「レスキューシミュレーションリーグ」がある。

 3つ目の「ロボカップジュニア」は、子どもたちの好奇心や探究心が湧くテーマを提供することで、次世代のロボカップの担い手を育てることを目的としている。サッカー競技の「サッカーチャレンジ」、自由なテーマでパフォーマンスを行なう「ダンスチャレンジ」、いち早く被災者の発見を目指す「レスキューチャレンジ」がある。

 4つ目の「@ホームリーグ」は人とロボットが共存する可能性を探るリーグで、レスキューロボットが救助活動のスピードと精度を競う。

 「ロボカップサッカー」「ロボカップレスキュー」「@ホームリーグ」は8日、9日が予選で10日に決勝、「ロボカップジュニア」のみ9日に予選、10日に決勝が行なわれる予定。

 なお、ロボットフォース主催の二足歩行ロボット格闘競技会「ロボファイト9」も、同日程でロボカップの会場内で開催される。8日はエキシビジョンのみで、9日にSRC(スタンダードレギュレーションクラス)および演技・デモ部門のロボスターが、10日にORC(オーバーレギュレーションクラス)およびアスレチック部門のSWORD7(ソードセブン)、ロボスターが行なわれる予定。ロボカップの入場料で見学が可能。



(小林 隆)

2009/4/28 23:11