「ジャパンロボットフェスティバル2009 in TOYAMA」、9月に開催決定
~女性型ロボット「HRP-4C」の展示やROBO-ONEの開催も
ジャパンロボットフェスティバル実行委員会は22日、「ジャパンロボットフェスティバル2009 in TOYAMA」を開催すると発表した。日程は9月26日(土)~27日(日)、会場は富山県富山市内にある富山産業展示館 テクノホール。入場料は前売りで大人1,000円(当日券1,200円)、小人500円(当日券600円)。
富山県では2005年11月に「ジャパンロボットフェスティバル in TOYAMA」を開催しており、今回で2回目となる。地元に根付いた地域産のテクノロジーを世界へ発信するほか、子どもたちへの科学やものづくりへの興味・関心の育成、ロボットインフォメーションテクノロジーの理解促進を通した地域と産業の活性化を狙いとしている。
会場は「富山の技術・地域の技術ゾーン」「カンファレンス・セミナーゾーン」「未来へのチャレンジゾーン」「ライフスタイルゾーン」にわけられ、各ゾーンのテーマに沿った展示が行なわれる。
「富山の技術・地域の技術ゾーン」では、富山県内の企業や研究者が開発したロボットの展示やデモなどが行なわれる予定。また、富山県ゆかりの人物や企業が開発に関わったロボットとして独立行政法人産業技術総合研究所(産総研)知能システム研究部門ヒューマノイド研究グループが開発した「HRP-4C」(産総研の金広文男博士が富山市出身)のほか、独立行政法人産業技術総合研究所の「パロ」(開発者の柴田崇徳氏が南砺市出身)、同県内にある富山村田製作所からは「ムラタセイコちゃん(TM)」などが展示される予定。
「カンファレンス・セミナーゾーン」では、作家の瀬名秀明氏をコーディネーターとして迎え、マクロスシリーズのロボットデザイナー・河森正治氏(南砺市出身)、筑波大学大学院教授・山海嘉之教授、千葉工業大学 未来ロボット技術研究センター(fuRo)所長・古田貴之氏らによる「ロボットデザインフォーラム(仮)」が開かれるほか、ROBO GARAGE代表・高橋智隆氏と「パロ」開発者・柴田崇徳氏による「ロボットクリエイター対談(仮)」も行なわれる予定。
また、「未来へのチャレンジゾーン」では「第16回ROBO-ONE」(無差別級大会)が、「ライフスタイルゾーン」では実用化目前のロボットによりロボットテクノロジーを活かしたライフスタイルの提案などが行なわれる。
産総研が開発した「HRP-4C」(画像提供:産業技術総合研究所) | 富山村田製作所からは「ムラタセイコちゃん(TM)」が展示 | 産総研の「パロ」 |
2009/4/23 17:16