ヴイストン、直営ショップ「Vstone Robot Center」の内覧会を開催

~29日よりオープン、GW連休中には“ロボドル”の1日店長も


 ヴイストン株式会社は4月28日、東京・秋葉原にて直営ショップ「Vstone Robot Center(ヴイストン ロボットセンター)」のプレス向け内覧会を開催した。首都圏における、同社初の直営店舗。「Robovie-X」など、同社ロボット製品が購入できるほか、工作教室などのイベントも積極的に開催していくという。29日の午前10時30分にオープンする。

「Vstone Robot Center」の店内。内覧会には大勢の報道陣が詰めかけた常駐スタッフとなる井高秀樹氏。店長的な立場だが、周りからは“セン長”(センター長)と呼ばれているとか

 秋葉原には、すでに近藤科学の「KONDO ROBOSPOT」、京商の「KYOSHO AKIHABARA」といった直営店があり、ヴイストンの参入はこれらに続くものとなる。3月末より計画を始め、およそ1カ月という短期間で出店に漕ぎ着けた。

店舗情報

店舗名: Vstone Robot Center(ヴイストン ロボットセンター)
所在地: 東京都千代田区外神田1-9-9 内田ビル4F
最寄駅: JR・東京メトロ秋葉原駅(JR秋葉原駅電気街口より徒歩5分)
営業時間: 10:30~19:00
定休日: 毎週水曜日、年末年始

 “ロボットセンター”という名称には、同社製品を購入できる直営店舗というだけではなく、ユーザーサポート、人材育成、コラボレーションなどを通して、ロボット市場全体を活性化したいという思いが込められているという。

ロボットセンターのコンセプトユーザーサポートも重視エンジニア向けコミュニティサイト「encafe」とのコラボ企画も発表された

 店舗の場所は、JR秋葉原駅から徒歩5分。東京ラジオデパートの少し向こう、ロボットビルダーにはお馴染み、西川電子部品(ネジの西川)が入っているビルの4Fになる。ツクモロボット王国(現在休業中)があったツクモパソコン本店にも近く、ロボットショップとしては恵まれたロケーションと言えるだろう。

JR秋葉原駅方面より。右正面が内田ビルだ外からは、窓の絵で店舗を確認できる横にあるエレベータまたは階段で上がる
ロボットセンターは4Fになるロボットセンターの場所入り口のドアは改装する予定だとか

 商品としては、京商の「MANOI」、HPIの「G-ROBOTS」「G-DOG」、日本遠隔制御の「RB2000」、Hitecの「ROBONOVA-I」、ヴイストンの「Robovie-X」などのロボット・パーツ類、タミヤやエレキットの工作キットなどを取り扱う。

MANOI関連のコーナーG-ROBOTS関連のコーナーRB2000関連のコーナー
ROBONOVA-I関連のコーナーRobovie-X関連のコーナーそのほか工作キットも豊富に揃える
ヴイストン代表取締役の大和信夫氏と、“ロボドル”一之瀬まゆさん

 ロボット関連商品の販売以上に、同社が力を入れるのが人材育成やコラボレーション。子供向けに工作教室を開催するほか、エンジニア、研究者、ロボットユーザーなど、社会人にも集まってもらえるような拠点にしていくという。大和信夫・ヴイストン代表取締役は、内覧会の挨拶で「皆さんに早くこの場所を知ってもらい、ここからいろんな人材・商品が出てくるように頑張りたい」と期待を述べた。

 GW連休中には、工作教室やプログラミング教室が連日開催される予定だ。5月6日には、“ロボドル”として知られるタレントの一之瀬まゆさんが来店、1日店長も務める。一之瀬さんは内覧会にゲストとしても招待されており、「ロボットセンターができたことで、ロボットを身近に感じられるようになればいいなと思います」とコメントした。各教室のスケジュールについては、同社Webサイト( http://www.vstone.co.jp/top/robotcenter/ )を参照。

 なお、ロボットセンターは5月末まで営業した後、一旦は休業して、リニューアルを実施する予定。ローランドの切削機や丸紅情報システムズの3Dプリンタなど工作機械を導入し、オリジナルロボットの製作もサポートできる体制にするということだ。



(大塚 実)

2009/4/28 18:47