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「東京おもちゃショー2007」記者発表会開催 |
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前半は関係者のみの商談日だが、6月30日と7月1日は一般公開日となっており、この2日間の入場は無料。子供向けステージなども開催される。来場目標は商談日が2万人、一般公開日は10万人。 6月26日には都内のホテルにて概要の記者発表会が行なわれ、展示予定のおもちゃの一部も公開された。 玩具業界は新型ゲーム機の影響、少子化の影響、ニーズの急激な変化などの影響を受けている。従来型のおもちゃはマイナス成長だ。しかしながらフィギュアやキッズカードゲーム機など新分野は非常に人気を博している。カードゲーム機械だけで500億円の市場があるという。今回のおもちゃショーとでも新機軸、新機構のおもちゃが多数並ぶ予定。今回のキーワードは「親子で遊べるおもちゃ」あるいは「親も子も楽しめるおもちゃ」だという。 2006年の玩具市場は店頭価格ベースで6,400億円。ここ5年間の推移でみると、玩具市場全体は7,132億円から6,400億円へと10.3％減となっている。いっぽうテレビゲーム国内市場規模は6,799億円。合計するとおもちゃ・テレビゲーム国内市場規模は1兆3,199億円にのぼる。既存のおもちゃだけを扱っているメーカー、小売には厳しい状況にあるが、流通形態そのほかは急激に変化しているという。 このなかでインタラクティブトイ、ロボットなどを含む「ハイテク系トレンドトイ」市場は2006年度は191億1,200万円。またラジコン分野は、気軽に遊べて実際に飛べる飛行機やヘリコプターが人気となり、男児玩具全体を前年度比104.4％(484億6,700万円)と伸ばした。 今年はさらに大人も子供も遊べるおもちゃが増えるという。トンボ型ラジコンや着陸できるラジコン飛行機、また、親層が子供のころに親しんだアニメーション関連商品などが期待される。インターネットやDVD、携帯ゲーム機と連動したゲームそのほかも登場する。 このなかでロボットは「新機軸・新機構」の話題商品として注目されるという。社団法人日本玩具協会 見本市委員会 専門委員の伊吹文昭氏は、タカラトミーから31,290円で発売される予定の17自由度、身長16.5cm、重量350g(バッテリ含む)の小型ロボットトイ「i-SOBOT」を一例として挙げた。
なお「i-SOBOT」は発売予定が10月に延び、正式名称は『Omnibot17μ(オムニボットワンセブンミュー) i-SOBOT』となった。 「i-SOBOT」は、専用コントローラーで直接操作する「リモートコントロールモード」、182種類のアクションを事前に選択し、最大80個まで連続で行なわせることができる「プログラムモード」、エアドラム、フラダンスなどの特殊アクションを行なう「スペシャルアクションモード」、そして10個までの音声を認識して動作する「ボイスコントロールモード」の4つのモードで動作するロボット・トイ。 歩行やアクションを行なうときは、効果音や音楽などを鳴らしながら動く(音のON/OFFは切替可)。軽快に動作する様子に記者たちも見入っていた。
このほか、自然志向が強まるなか、再生可能な原料を使ったものや除菌効果を持ったもの、木製玩具なども注目される。実際に食べられる海苔巻きを作る商品や、「エアギター」をテーマとしたものが注目商品だという。 社団法人日本玩具協会会長・高須武男氏は、「おもちゃ業界は小売、流通が急激に変化している。今回は従来の流通だけではなく、コンビニ、雑貨チェーンなど新たな流通ルートのかたがたにも来場してもらいたい。またおもちゃ業界も従来の範疇を超えた新たな商品を世に送り出しつつある。他分野の方々にも直接商品を手にとってもらいたい」と述べた。
■URL 東京おもちゃショー2007 http://www.toys.or.jp/toyshow2007/ ■ 関連記事 ・ タカラトミー、二足歩行ロボット「i-SOBOT」製品発表会レポート（2007/01/24） ・ 東京おもちゃショー2006/いばらき産業大県フェア2006レポート（2006/07/14） ・ タカラトミー、実売3万円弱の小型二足歩行ロボットを来年3月に発売（2006/07/05）
（ 森山和道 ）
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